10131202 パラケルススストーリー 感情なんて曖昧
数日後─ 図書館では…
【パラケルスス】
…また君か
今日はなに？リットゥとの
いざこざを注意しに来た？
【パラケルスス】
何度も言うけど、わたくしは
正しいと思うことを言っているだけだ
【パラケルスス】
…わかった、
ここじゃ迷惑になる
外に出ようか
２人は近くの広場で話すことにした
【パラケルスス】
君は本当に心配性なんだな
あんなことは
わたくしにとっては日常茶飯事
【パラケルスス】
いちいち気にかけてくれなくても
大丈夫だ
選択肢:
- でも…みんなに嫌われちゃうよ？ → select_label_01へ
- 相手の意見も認めてあげたら？ → select_label_02へ
- 正しいことばかりじゃ…つまらないよ → select_label_03へ
いちいち気にかけてくれなくても 大丈夫だ
select_label_01:
【パラケルスス】
好かれるため…
思ってもないことを言えと…？
select_label_02:
【パラケルスス】
その意見が…理にかなったものならね
select_label_03:
【パラケルスス】
誤っていても…それを認めろと…？
select_label_end:
【パラケルスス】
少しガッカリだな…
君まで“気持ち”とか“想い”とか
曖昧で抽象的なこと言うなんて
【パラケルスス】
わたくしは具体性や芯に欠けることは
話しても意味が無い…
そう言っているだけなんだが
【パラケルスス】
え？“寂しく”…？
【パラケルスス】
…………
【パラケルスス】
“寂しい”なんて感情…
それこそ曖昧で抽象的だね
【パラケルスス】
でも…そんな風に
言ってもらえたのは
…初めてだ
【パラケルスス】
自分の意見を相手に押し付け、
傷つける必要なんて
確かにないと思う…でも…
【パラケルスス】
ダメなんだ…
間違っていると思うことは…
どうしても認められなくて
【パラケルスス】
これも、わたくしの研究家気質…
いや、頑固な性格のせいだと思って
諦めてほしい
【パラケルスス】
じゃあ…戻るから…
そうは言うものの 彼女の背中は、 とても寂しそうだった
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