10133202 浴衣フォルカスストーリー 恋の仮説と研究
数日後─ また図書館で一緒になる マスターとパラケルスス
【パラケルスス】
…あ、マスター
【パラケルスス】
この前は…大きな声を出して、
すまなかった…
冷静さを欠いていたよ
【パラケルスス】
…あ、いや、これは…
彼女が隠したのは、 恋愛について書かれた書物
【パラケルスス】
こ、恋をしているとかじゃないぞ!?
最も曖昧かつ抽象的なものを
研究しようと思ってるだけで…
選択肢:
- 恋バナみたいに机上の空論も楽しいよ → select_label_01へ
- 体験しないとわかんないこともあるよ → select_label_02へ
- 別に恋をするのは悪いことじゃないよ → select_label_03へ
こ、恋をしているとかじゃないぞ!? 最も曖昧かつ抽象的なものを 研究しようと思ってるだけで…
select_label_01:
【パラケルスス】
でも…やはり経験に基づいた理論も
時には必要になるわけで…
select_label_02:
【パラケルスス】
そうなんだ!実際に体験しないと!
…こ、興奮などしていない!
select_label_03:
【パラケルスス】
やっぱり…マスターもそう思うか?
select_label_end:
【パラケルスス】
座学は所詮、座学
実地経験には遠く及ばない
【パラケルスス】
実体験から理解できる
思考や想いも
きっとあるはずなんだ
そう言ったかと思うと、 俯いてしまう彼女
【パラケルスス】
こんな…今まで無かった想い
見ているだけで…
ドキドキするような…
【パラケルスス】
君ともっと一緒にいたい
その手をつなぎたい
その腕に抱き締められたい…
【パラケルスス】
こんなの…どれもこれも無かった感情
【パラケルスス】
これが…恋…
こ、恋とは…
大丈夫?とマスターが声を掛ける
【パラケルスス】
わ、わからん!!
突然、大声を出し、 顔を真っ赤にして出て行く パラケルススだった
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