10133203 浴衣フォルカスストーリー 『オェングスの純愛』
次の日の図書館─ マスターの前の席に、 意を決したように座るパラケルスス
彼女の顔はなぜか赤く染まっている 昨日はどうしたの?と尋ねるマスター
【パラケルスス】 き…君に話したいことがあるんだ
【パラケルスス】 いつまでも研究しているだけじゃ ダメだ…きょ、今日こそは 勇気を出して、こ…告白しよう
【パラケルスス】 しかし、いきなりは怖い… まずは、食事にでも誘って、 そこで…
俯いて、ぶつぶつ言っている彼女に、 マスターが声を掛ける
【パラケルスス】 こ、ここじゃなくて、 どこか静かで落ち着ける場所で 話したいんだけど…
いや、図書館は十分静かだと 思うけど…?とマスター
【パラケルスス】 そ…そうじゃなくて…! ど…!どこか行きたいとこある?
う〜ん…君の行きたいとこでいいよ と、マスターが答える すると…
【パラケルスス】 !!
突如、雷に撃たれたように驚く彼女
選択肢:
- どどどど…どうしたの!? → select_label_01へ
- だ、大丈夫…? → select_label_02へ
- 今日の君、おかしいよ…? → select_label_03へ
突如、雷に撃たれたように驚く彼女
select_label_01:
【パラケルスス】 …よ、予想外の答え…
select_label_02:
【パラケルスス】 こ…この人は…何て人なんだ…
select_label_03:
【パラケルスス】 せ、晴天の霹靂だ…
select_label_end:
【パラケルスス】 わ…わたくしの行きたい所に行け…と
【パラケルスス】 わたくしは…浮き足立ち… 自分がしたいことばかりだった それなのに君は…
【パラケルスス】 わたくしのことを想い… 譲歩してくれた
【パラケルスス】 書物にも書いてあったよ 自分本位から相手本位に変わる時、 それは…恋から愛に変わると!
【パラケルスス】 もう、自分本位の恋は卒業だ! この想いは…研究すれば 新しい奥義にも通ずる!
【パラケルスス】 新技『オェングスの純愛』誕生だ!
それはまさしく、 彼女が新たなるスキルに 目覚めた瞬間だった
【パラケルスス】 …はっ!いかん、いかん! つい戦闘の研究に…!
【パラケルスス】 マスター、君は… 恋を学ぶ上での 研究対象だと思っていた…
【パラケルスス】 でも…また大事なことを 教えられたよ
【パラケルスス】 でも、その気持ち… ありがたく受け取らせてもらう
【パラケルスス】 ということで… こ、ここに行ってみないか?
【パラケルスス】 すごく綺麗な景色らしいぞ 君と一緒に…見たいんだ 一緒に…感動したいんだ
はにかみながら見せた笑顔は、 ぎこちないながらも、 とても愛らしかった
その笑顔を見せられると、 「考えるのが面倒臭いから パラケルススに任せただけ」
とは、言えなくなるマスターだった
【パラケルスス】 どうした、そんな顔して? さあ、行こう♪
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