10146202 ティルフィング 二人きりの散歩
気づけばすっかり夕方だった 満足したキル姫達は、一人、 また一人と宿に引き上げていく…
自分も戻ろう、 そう思ったマスターの目に 一人佇むティルフィングが映った
【ティルフィング】 まだいらっしゃったんですね! てっきりみんなと戻ったのかと…
【ティルフィング】 あの…よかったらもう少し 私とお散歩しませんか?
夕日に溶けて消えてしまいそうな 儚げなティルフィングの姿に マスターは自然とうなずいていた
【ティルフィング】 …最近、仲間も増えて 賑やかになりましたよね!
【ティルフィング】 最初は…私とデュリン マスターの三人だけだったのに…
【ティルフィング】 色々大変でしたが、 なんとかここまでこれましたね…
【ティルフィング】 マスターはどう思いますか?
選択肢:
- 君と出会えてよかった → select_label_01へ
- 今日まで本当にありがとう → select_label_02へ
- また三人で出かけたいね → select_label_03へ
マスターはどう思いますか?
select_label_01:
【ティルフィング】 そんな! それを言うのは私の方です!
select_label_02:
【ティルフィング】 えっ、あ…これからも よろしくお願いしますね!
select_label_03:
【ティルフィング】 そうですね でもそれなら…三人じゃなく…
select_label_end:
恥ずかしげに、 あわててうつむいた ティルフィング
【ティルフィング】 マスターとこうして… 二人っきりなんて… 本当に、嬉しいんです
【ティルフィング】 デュリンもいないなんて… どれくらいぶりでしょうか
【ティルフィング】 こんな風にしてみたかったんです だから…嬉しくて… 顔を上げられなくなっちゃいました
そういうティルフィングとふたり ゆっくり散歩を続けた
手…繋ごうか? マスターがそう言葉にした刹那…
【ティルフィング】 っ!!
嬉しい驚きではない、 声にならない声を ティルフィングは発した
どうしたの…? マスターが振り返ると同時に ティルフィングが剣を構えた
視線の先には 数体の異族がうごめいていたのだ
【ティルフィング】 …私が引き止めたばかりに マスターを無用な危険に 晒すことになってしまいました
【ティルフィング】 申し訳ありません、マスター… しかし、必ず守りきります どうか私から離れないでください!
あまりに軽装のティルフィング 砂浜という足元の悪さ マスターは胸騒ぎがしていた…
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