20164203 クリスマス_ブリューナク 『ダンスアクシズ』
突然… なにやらやわらかいものを 押し付けられた!?
【シタ】
マスター…
これ、なんだか
わかりますか…?
やわらかくて… とっても温かい…
そしてなんだか もふもふしている!?
【シタ】
ふふふ…♪
これが…切り札です!!
【たてがみのある猫】 みゃぁ~~~!!!
【ミトゥム】 おお! 獅子王じゃねーか!
【ミトゥム】 なんだよ~ ご飯食べにこないと思ったら こんなところにいたのか!
【シタ】
今です…マスター!
シタは階段影を飛び出し 一気に二階めがけて駆け上がる マスターもそれに続く!
【シタ】
はぁ…はぁ…
ひとまずこの踊り場は
完全に死角です…
【シタ】
相手の意識を逸らすことで
本題をうやむやにする…
これは交渉でも使えそうですね♪
それはまさしく彼女が新たな スキル『ダンスアクシズ』に 目覚めた瞬間だった
【シタ】
あと2分…
これは私の勝ちですね!
選択肢:
- ミトゥムは妙に勘がいいからなぁ → select_label_01へ
- あのまま終わるとは思えない… → select_label_02へ
- なにか持ってるからなぁ…あの子… → select_label_03へ
あと2分… これは私の勝ちですね!
select_label_01:
【シタ】
確かに、動物的にいいですが…
select_label_02:
【シタ】
心配しすぎですよ、きっと
select_label_03:
【シタ】
うっ、それは否定できないかも…
select_label_end:
【ミトゥム】 あ、こらぁ! 獅子王、逃げるなー!!
階段を登る音… まさか!!
【シタ】
マスター!
ミトゥムちゃんが猫を追って…
登ってきます!!
シタはとっさにしゃがむと 勢いよくマスターを引っ張った
しこたま尻餅をついて 声を上げそうになるマスターだが シタに口を抑えられた…!
【ミトゥム】 獅子王ってば!! こんにゃろ…… こうなったら本気だぞ!!!
ミトゥムは… 死角に隠れていたマスター達の 目の前を走り抜けていった…
息をついたのもつかの間… マスターは、シタと ぴったり密着していることに気づく
柔らかく温かなシタの手は マスターの口を抑えたまま…
【シタ】
ふぅ……
これで本当に私の勝利です
ミトゥムちゃんを探しに行かないと
一人心臓をバクバクさせていた マスターを尻目に シタはあっさりと立ち上がる
【シタ】
巻き込んでしまって
申し訳ありませんでしたマスター
では、また明日♪
どうやらドキドキしていたのは マスターの方だけだったようだ
少し残念な気分で シタの後ろ姿を見送るが… 少し先で、ピタリと立ち止まる
【シタ】
マスター?
さっき…私も…
ドキドキしていたと思います?
シタのとびきりイタズラっぽい 表情に、マスターは再び 鼓動が早くなるのを感じていた…
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