210011101 マサムネ せっかくの密林
ジャングルに二人でやって来た マスターとマサムネ
マスターは二人で 思い切り羽を伸ばすつもりで 来たのだが…
【マサムネ】 我が主君よ… 拙者はそなたに 詫びねばならぬことがある
【マサムネ】 ここに遊びに来たと言うのは 実は真っ赤な嘘…
【マサムネ】 そなたには ここで修行を積んでもらおうと 思っているのだ
突然真顔で そんなことを言われ びっくりするマスター
【マサムネ】 ここは平生の環境から離れ 自らを鍛えることに集中できる 最高の場所ではないか
【マサムネ】 確かに我々には 休息も必要かもしれないが…
【マサムネ】 拙者には安らぎよりも 自己鍛錬の時間こそが 必要なのだ
【マサムネ】 そして…主君にも同様に 修行の場と時間が 必要だと思う
【マサムネ】 どうだろう、主君よ 休息はまた次の機会にして 今はお互い修行を積まないか?
マサムネの真剣な眼差しに 圧倒され マスターはつい頷いてしまう
【マサムネ】 かたじけない わかっていただけたか …さすが我が主君だ!
【マサムネ】 正直、ここまで気持ちよく 快諾していただけるとは 思っていなかった
【マサムネ】 拙者も全力で そなたの修行に お力添えしよう
【マサムネ】 この森林を発つ頃には お互い今より数倍成長し 更なる高みに達することを約束する!
マサムネはそう言うと にっこり微笑んだ
こうなっては仕方がない 覚悟を決めるしかないようだ… と悟ったマスター
ここは折を見て どうにか方向転換を …と考えるのであった
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