210201212 美樹 さやか この調子で行っちゃおう!
【さやか】 戦闘だったら上手くいくのになー 戦闘だと目隠しはしてないけどさ 上手く連携は取れるんだよね
敵を退けたさやかは マスターとの連携について 思い返しているようだった
そんなさやかにマスターは 問題点に気付いたと告げる
【さやか】 え、ほんと!? さっすがマスター!
問題というよりは違いかな スイカ割りと戦闘時では 集中力が違うんだと思う、とマスター
【さやか】 言われてみれば、 そうかもしれない…
そしてそれだけではなく 自分にも問題がある、とマスター
【さやか】 え、私がマスターの指示 聞いてないだけって話じゃないの?
自分の問題は 考えすぎてしまうことだ とマスター
マスターがどう指示を出すか 考え込んでいるうちにさやかが動く そのズレが問題なのだとマスター
【さやか】 でもさ、なんで戦闘なら 上手くいくんだろ?
それは戦闘だと集中力が 増しているのと慣れた状況で お互いをカバーできるからだよ
とマスターは分析する
【さやか】 …そっか、目隠しして直感で 動けなくなってるのも 戦闘と違うところだもんね
そして直感で動くさやかの 判断さえも前提にして指示を 出すのとも訳が違う、とマスター
【さやか】 目隠しするだけだしーって 思ってたけど、そのひとつで いろんなことが制限されるんだね…
【さやか】 問題はわかったけど 敵と戦ったりしてたから もう練習する時間ないよ…
【さやか】 どうしよう、マスター…
明確な解決策のないまま スイカ割り大会当日を 迎えてしまったさやかとマスター
【さやか】 …でも、特訓と気付きは きっと無駄にならないよ!
意気込むさやかに 自分もしっかりせねばと 気を引き締めるマスターだが…
【さやか】 障害物スイカ割り…って何!?
大会が始まってみると、 この海辺で行うスイカ割りは 普通のスイカ割りではなかった…
【さやか】 よ、よくわかんないけど もうスタートするみたいだし 早速行くとしますか!
【さやか】 指示はお願い、マスター!
スタート地点について さやかが目隠しをつけると 開始の合図が出される
まだ状況が読み込めないものの さやかはマスターの指示で 網くぐりなどの障害を越えていく
【さやか】 目隠しして まっすぐ歩くのも大変なのに…
苦戦するさやかが障害を越え 開けた場所に出ると、そこには 頭に風船をつけた姫達が
【さやか】 え、何!? どうしたのマスター?
説明によると、大会の出場者同士で 頭につけた風船を先に割った者から 次のステージへ進めるのだという
【さやか】 …大丈夫 私達ならやれるよ、マスター
【さやか】 それに、対戦なら いつも通り、戦闘みたいにやれば いいだけだって!
さやかは強がっているのだろう しかし、そこでマスターは気付く
いつも通りでよかったんだ! と、マスターはさやかに告げる
【さやか】 わわっ、どうしたのマスター? けど…マスターが何か気付いたなら 私はそれに従うよ!
スイカ割りの指示じゃなくて、 戦いのときの連携と考えれば いいんだ、とマスターが叫ぶ
【さやか】 指示を聞くんじゃなくて、 いつも通り連携するって感覚か なるほどね!
風船割りバトルの間は 目隠しを外しましょうという アナウンスを合図に戦いが始まる
【さやか】 よーし、行くよマスター!
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