210271101 クラウ・ソラス 採掘禁止のお知らせ
マスターがプールサイドで のんびりしているところへ、 クラウ・ソラスがやって来た
その手には、大きな ビーチパラソルが握られている
【クラウ・ソラス】
…おお、マスター！ 奇遇だな！
ここで鉱石が採れると聞いたのだが
マスターも採掘にきたのか？
誰になにを吹き込まれたのかは 知らないけど プールで鉱石は採掘できないよ
【クラウ・ソラス】
…な、なに！？
ここは採掘禁止なのか！？
【クラウ・ソラス】
せっかくいろいろな採掘道具を
準備してきたというのに…
そう呟く彼女は、 とても残念そうな顔をしていた
【クラウ・ソラス】
例えば…ほら、
このパラソルは、持ち手のところが
スコップになっているんだ
【クラウ・ソラス】
それと、この靴もすごく丈夫で、
どんなところでも歩けるんだ
採掘への備えは万全だろう？
自らの装備を語っていくうちに クラウ・ソラスは少しずつ 笑顔を取り戻していく
マスターは安心して 楽しそうに装備のことを語るんだね、 と言った
すると、クラウ・ソラスは急に 大人しくなった
【クラウ・ソラス】
す、すまない
少し浮かれていたようだ
【クラウ・ソラス】
マスターの言うとおりだ
採掘などにうつつを
抜かしててはいけないな
【クラウ・ソラス】
戦士たるもの、
常に戦場にいる心構えでいないと
【クラウ・ソラス】
さすがはマスター、
またひとつ教えられたよ
…どうやら、 意味を誤解されてしまったようだ
そうではなく、 せっかくのプールなのだから もっと楽しめばいい、と伝えてみる
【クラウ・ソラス】
しかし、遊んでいる暇など
私にはないし…
言いよどむクラウ・ソラスを 見ているうちに、 マスターにひとつの考えが浮かんだ
【クラウ・ソラス】
む、いい鍛錬がある？
本当か、マスター！
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