230101101 ロンゴミアント 熱におかされても
ロンゴミアントとマスターは ジャングルの中を散策していた
【ロンゴミアント】 …ふぅ、けっこう歩きましたね マスター、大丈夫ですか? 疲れていませんか?
【ロンゴミアント】 無理は禁物です 一休みしましょう 向こうに涼めそうな場所があります
ロンゴミアントは マスターの手を取ると 木陰へと案内していく
【ロンゴミアント】 きゃっ!
そのとき突然 ロンゴミアントは体勢を崩すと マスターへともたれかかった
【ロンゴミアント】 す、すいません ここは足場が悪いようですね あなたも気を付けて…はわっ!
注意したそばから ロンゴミアントはまた転び 隣を流れていた小川に浸かってしまう
【ロンゴミアント】 あ、あはは…水着でよかったです
全身ずぶ濡れになりながら ロンゴミアントは立ち上がる
選択肢:
- 大丈夫?ケガはない? → select_label_01へ
- 調子悪そうだね、なにかあった? → select_label_02へ
- 黙って手を差し伸べる → select_label_03へ
全身ずぶ濡れになりながら ロンゴミアントは立ち上がる
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【ロンゴミアント】 ご心配、ありがとうございます ケガとかはありません、けど…
select_label_02:
【ロンゴミアント】 いえ、なにもないと思うんですが… 私ったら、すみません
select_label_03:
【ロンゴミアント】 すみません、ご迷惑をおかけして…
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ロンゴミアントは川から上がると なにかに気付いたように 目を丸くした
【ロンゴミアント】 マ、マスター あの、ちょっといいですか…
ロンゴミアントがマスターを見つめる その瞳は艶やかに潤んでおり 頬は紅く染まっていた
もしかして体調が悪いんじゃ? すごく熱がありそうな顔色だよ とマスター
【ロンゴミアント】 私…その…
【ロンゴミアント】 もしかすると ジャングル特有の熱病に かかってしまったかもしれません…
ロンゴミアントは持ってきていた 散策用のガイドブックを開き マスターに渡す
この熱病にかかると 数日間、高熱を引き起こされてしまう そこにはそう書いてあった
【ロンゴミアント】 あなたにそういうことがないよう 集中していたのですが… まさか私自身が…
マスターは しばらくガイドブックを読み進める
【ロンゴミアント】 熱病に効く薬草…ですか このジャングルの奥に 群生している、と
薬草を採ってくるから休んでいるよう マスターはロンゴミアントに伝える
だが、ロンゴミアントは 首を振ってそれを否定したのだった
【ロンゴミアント】 あなたを一人でジャングルの奥地に 向かわせるわけにはいきません!
【ロンゴミアント】 それに まだ熱病にかかっていると 決まっているわけでは…
いいながらロンゴミアントの顔には 汗が滲んでいる
【ロンゴミアント】 どうしてもというのなら 私もついていきます! あなたを一人にはさせません!
ここでやり取りしている時間が 惜しいと思ったマスターは しぶしぶ二人で向かうことにした
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