230141104 イシューリエル 『海浜ビーチ帝国の誇り』
―あれから数日後
イシューリエルとすっかり 仲直りしたマスターは 再びふたりで海水浴に来ていた
【イシューリエル】
ほら、こちらですわよ！
マスター、早く早く！
【イシューリエル】
ふふ、はしゃぎすぎですか？
だって前回は色々ありましたもの
仕方がないですわ
【イシューリエル】
さあ、今日は楽しみますわよ！
マスター、何からやりますの？
そんな彼女のテンションに釣られて マスターも楽しそうに 遊びを提案した
砂浜で、ビーチバレーを始めるふたり
【イシューリエル】
えいっ！
ふふ、浮き輪でボールを弾くのは
反則ではありませんわ
【イシューリエル】
だってこれは、今のわたくしの一部！
だからセーフですわ！
【イシューリエル】
さぁ、マスター！
どんどんいきますわよ！
選択肢:
- おてやわらかに → select_label_01へ
- 負けないぞ → select_label_02へ
- 楽しもう → select_label_03へ
さぁ、マスター！ どんどんいきますわよ！
select_label_01:
【イシューリエル】
あら、全力でいきますわよ
select_label_02:
【イシューリエル】
わたくしだって！
select_label_03:
【イシューリエル】
もちろんですわ！
select_label_end:
【イシューリエル】
あら、もうこんな時間ですの？
【イシューリエル】
楽しい時間は
あっという間に過ぎるとは
よく言ったものですわね
【イシューリエル】
そうですわ
わたくし、マスターに
お見せしたいものが…
【イシューリエル】
この前マスターが渡してくれた
貝殻のお礼なのですが…
イシューリエルに手渡されたそれは 小さな貝殻を紐で結んだ ペンダントだった
【イシューリエル】
…どう、ですか？
おずおずと聞いてくる彼女に 可愛いペンダントだ、 ありがとうと嬉しそうに言うマスター
【イシューリエル】
可愛いと褒めるのは…
ペンダントだけですの？
わざとらしくイシューリエルが すねてみせる
マスターは、また機嫌を 損ねられてはだと、 ほめようとして…
その唇に イシューリエルの人差し指を あてられた
【イシューリエル】
ふふふ
冗談ですわよ、マスター
【イシューリエル】
マスターの気持ち…
言葉にせずともわかります
【イシューリエル】
先日の反省から
わたくしは成長したのです
【イシューリエル】
もはや言葉をかわさずとも
心を通わせることができる…
【イシューリエル】
こうして過ごす時間ではもちろん
きっと戦いでも助けにもなりますわ
マスターを助ける、新たな力…
それはまさしく彼女が 新スキル『海浜ビーチ帝国の誇り』を 習得した瞬間だった
すごい、と感嘆の声を上げる マスター
【イシューリエル】
ふふふ、当然のことですわ…
ですが、やはり嬉しいですわね
【イシューリエル】
言葉はいらなくても理解できる…
そうは言っても
言葉にしてほしい想いもありますから
【イシューリエル】
マスター
それを忘れないでくださいね？
【イシューリエル】
ふふ。乙女の心というのは
簡単に理解できないのですわ
忠告するイシューリエルの表情は とても幸せそうなものだった
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