Phantom of the Kill

Story scripts of Phantom of the Kill (ファントム オブ キル)

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230151212 佐倉 杏子 助けたいと思ったんだ!

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sea_beach_day.png

2301511.png 【杏子】 まったく… 急に勘弁してくれよな

杏子を姫達の遊びに 巻き込んだことを怒っているようだ

しかし、その割に楽しそうな顔で 遊んでいたなと思うマスターだが 指摘すると怒られそうなので黙る

2301511.png 【杏子】 …何か言いたげな顔だな?

滅相もないよ と、誤魔化すマスター

2301511.png 【杏子】 けどさ、その… 巻き込んでくれてありがと、な

不満を漏らしつつも 真剣に遊んでいた杏子

彼女がなぜ最初は 一緒に遊ぶことを嫌がっていたのか 不思議に思うマスター

2301511.png 【杏子】 …だから言いたいことがあんなら ちゃんと言えっての

2301511.png 【杏子】 どうせアタシが嫌がってた 理由でも考えてたんだろ?

だとしたら…話してくれる? と問うマスター

2301511.png 【杏子】 まぁ、マスターのことは 信頼してない訳じゃないし…

2301511.png 【杏子】 姫のみんなのことも 嫌いじゃないから、 勘違いされたままだと困るからな

2301511.png 【杏子】 理由は単純だよ アタシがこの世界の人間じゃないから

杏子の口から発せられた言葉 その真意は測りにくいが、 マスターにはまっすぐに伝わった

2301511.png 【杏子】 …アタシがいつ元の世界に 戻ったりするかわかんねーだろ?

2301511.png 【杏子】 だから、下手に仲良くするとか そういうのは、無責任だろ…

杏子の ぶっきらぼうだけれど素直な言葉に、 マスターは優しさを感じる

2301511.png 【杏子】 や、優しいとか そんなんじゃないからな!?

杏子の言うことは一理ある けれども、一緒にいる間は仲良く してもいいんじゃないか、とマスター

もちろん、余計なことをしたい 訳じゃないけど、せっかくの 機会だから…と続けるマスター

2301511.png 【杏子】 …マスターの言いたいこともわかるよ

2301511.png 【杏子】 でも、これはアタシの けじめみたいな…

よし、なら海の家で みんなと一緒に食事会を開こう! とマスターは提案する

2301511.png 【杏子】 ちょっと!? 話聞いてたのかよ!?

そこで仲良くなるかは杏子に任せる けれど、みんなで食事するくらい いいんじゃない?とマスター

2301511.png 【杏子】 え、あ、いや… まぁ、たしかにそのくらいなら… って、なんだ、向こうが騒がしいな

杏子の目線の先では 先ほどまで一緒に遊んでいた姫達が 戦闘態勢に入っていた

2301511.png 【杏子】 なんかあったのか!? マスター、先行くぜ!

マスターもすぐに 杏子の後を追う

2301511.png 【杏子】 なんだこいつら!

2811004.png 【異族】 グギャーーーッ!

騒ぎの元に辿り着くと そこでは姫達が異族と呼ばれる 敵と対峙しているところだった

どうにも敵の数が多く 手こずっている様子だった

2301511.png 【杏子】 ったく、バカンスだってのに!

自分も何か助けになれば…と 動こうとしていたマスターよりも 早く助けに動く杏子

そんな杏子を援護するため マスターも後を追う

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