230201103 ピサール 『猛威熱砂エナジー』
【ピサール】 あ~、もうダメかも~!
マスターはとっさに 砂から出ているピサールの頭を かばうようにして抱きしめる
【ピサール】 えっ…! ま、マスタ~!?
【ピサール】 だ、ダメ…! 熱がっ…!
マスターがピサールを見ると 周りの砂から もくもくと湯気がたっている
【ピサール】 …あ、そうだ! この熱をうまく利用すれば…!
ピサールは熱を力に変え 一気に砂の中から飛び出す
そしてピサールは そのままの勢いで異族に攻撃…!
【ピサール】 いっくよ~! 『猛威熱砂エナジー』…!
それはまさに、ピサールが 新たな力を手にした瞬間だった!
【ピサール】 あはは こういうやり方もあるんだね~
異族を倒した新技の威力に 満足気に笑ったピサールは…
そのまま海の中に ドボーン、と落ちてしまう
【ピサール】 うわ…、海…はまずいよね… 早く出なきゃ、また周りの人が…
ピサールは慌てて 海から出ようとするが…
【ピサール】 あれ、誰もいない…?
海水浴客はすべて避難して ビーチが無人になっていたことに ピサールは今、気づいたようだった
【ピサール】 あれ?もしかして もう少し海の中にいていい…の?
戸惑うピサールに マスターは大丈夫だよ、と言う
【ピサール】 そっか~。やった~ ふふふ~ん♪
マスターの言葉に ピサールは嬉しそうに 海の中で羽を伸ばし始める
【ピサール】 あ~、砂の中もいいけど 海の中もきもちい~
しばらくして海から出てくると ピサールは砂浜にぐでーっと倒れ込む
【ピサール】 はぁ~、なんかいろいろと 面倒くさかったけど…
【ピサール】 ま、たまには海も悪くないかもね~
そう言って、ピサールはにこーっと マスターに笑いかけるのだった
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