230241102 蜻蛉切 言いたい言葉
プールサイドにある、 大きなパラソルの影の中
蜻蛉切の水着姿を褒めたマスターは 急に力なく肩を落とした
【蜻蛉切】 な、なによ? いきなりどうしたの、殿?
心配そうな目つきの蜻蛉切に、 マスターは、ぽつぽつと語り始める
マスターは蜻蛉切と泳ぎたかった しかし彼女が日焼けを嫌がってるなら 無理に誘うことはできない…
【蜻蛉切】 そ、そんなこと気にしてたの? もう、殿ってば…
【蜻蛉切】 確かに日焼けは嫌だけど、 殿に誘われたんなら話は別よ!
【蜻蛉切】 嫌などころか… むしろ嬉しいっていうか…
【蜻蛉切】 と、とにかく!! 殿は私と遊びたいんでしょ?
マスターが頷くと、蜻蛉切は 笑顔を浮かべた
【蜻蛉切】 いいわよ、遊びましょ!
そう言うなり蜻蛉切はマスターの 手を取ってパラソルから出た
【蜻蛉切】 うわ、やっぱり暑いわね
強い日差しが じりじりと肌を焼くのを感じる
これでは、あっという間に 日焼けしてしまいそうだ
【蜻蛉切】 え? 本当に良かったのかって? 当たり前でしょ!
【蜻蛉切】 ほら、行くわよ!
蜻蛉切は、マスターの手を引いて パラソルを飛び出していく
選択肢:
- プールサイドを走ると危ないよ! → select_label_01へ
- ちょっと早すぎるって! → select_label_02へ
- も、もうすこしゆっくり… → select_label_03へ
蜻蛉切は、マスターの手を引いて パラソルを飛び出していく
select_label_01:
【蜻蛉切】 気をつければ大丈夫よ!
select_label_02:
【蜻蛉切】 そんなことない 殿が遅すぎるだけよ!
select_label_03:
【蜻蛉切】 いやよ! 早く遊びたいんだもの!
select_label_end:
結局、蜻蛉切は スピードをゆるめなかった
マスターは なんとかついていこうとするが 滑ってしまい――
【蜻蛉切】 えっ…? と、殿!?
蜻蛉切が踏ん張るが、 水に滑るプールサイドでは ふんばりが効かない
【蜻蛉切】 きゃあぁぁっ!?
プールの底には、すぐ足がついた
マスターは転んだことを 誤魔化すように笑いながら 蜻蛉切を探す
すると、目の前には ずぶ濡れになりながら肩を震わせる 蜻蛉切がいた
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