230251202 ミネルヴァ 理屈では分からないこと
【ミネルヴァ】 想定していたとおり 楽な相手ではありましたが… 長引いてしまいましたね
戦いで気が立ったキル姫達を なだめつつ、ミネルヴァは マスターの様子をうかがっていた
【ミネルヴァ】 こんな慣れない場所で 皆の特性を生かしながら 指揮をとるなんて…
【ミネルヴァ】 さすがはマスター… でも精神的な負担は 大きかったはずです
【ミネルヴァ】 一刻も早いケアを… お心を癒やしてさしあげなければ バカンスに来た意味がありません
【ミネルヴァ】 そうだ、こんな時のために 準備しておいたアレを使って…
しばらく後…ミネルヴァが 作り上げたのは、異様な色と匂いの 泡立つドリンクだった
【ミネルヴァ】 …おかしい、心身の疲れを取る ハーブを煮出しただけなのに なぜこんなことに
【ミネルヴァ】 より高い効果を求めて 手持ちのハーブを全部まとめて 煮込んだせい…?
【ミネルヴァ】 わ、私の知識は 間違っていないはずですが… さすがにこれをマスターへは…
【ミネルヴァ】 はっ、マスター いつの間にそこに…
選択肢:
- うん、見なかったことにするよ → select_label_01へ
- ありがとう、一気に飲むよ! → select_label_02へ
- 芸術的なオブジェだね! → select_label_03へ
はっ、マスター いつの間にそこに…
select_label_01:
→ select_label_endへ 良かった… ありがとうございます できれば、忘れてください…
select_label_02:
→ select_label_endへ …ああっ、マスターの顔が 紫色に! ご、ごめんなさい!
select_label_03:
→ select_label_endへ は、はい…これはその 知恵の結晶たる飾り物でして 決して飲み物では…
select_label_end:
皆がはしゃぎまわる水辺で 一人、戯れもせず ミネルヴァはぽつんと膝を抱えていた
【ミネルヴァ】 今の私の“知恵”では、うまく 癒やしてさしあげられなかった
【ミネルヴァ】 なにか他に良い方法は必ず あるはずなのですが、 他の子にたずねても…
【ミネルヴァ】 『恋愛経験ないもんね』 『じゃあわからないよね』 …と、言われるばかりで
【ミネルヴァ】 なぜ恋愛の経験が 癒やしと関係するのでしょうか 私には、わかりません
思い悩む彼女の背後で 再び騒ぎが起こり始めていた
【ミネルヴァ】 癒やしが出来ないなら せめてこの“知恵”を 戦いの役に立てなければ…
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