231040053 限定クエスト イースターイベント 伝説のイースターエッグ 伝説のイースターエッグ ストーリークエスト 6 - 第5話「Lucky Eggs!」 Lucky Eggs! Lucky Eggs! 戦闘後
【シユウ】 うがあああぁぁ! どけどけー! シユウさまのおとおりだぞー!
【ヴァナルガンド】 あと20メートル先で右折です、 スピードを下げて備えてください!
いざレースが始まると、 二人は完璧なチームワークを見せた
ヴァナルガンドの的確な指示が、 シユウの猛スピードを活かしきり、 エッグレースは二人の独壇場だった
【シユウ】 おおおお~! ゆうしょうだー! ヴァナルガンド、やったぞー!
シユウは優勝した嬉しさのあまり、 ヴァナルガンドに抱きつく
【ヴァナルガンド】 あらあら~、うふふ
二人は身長差がありすぎて、 シユウはヴァナルガンドの腰の あたりに掴まる形になってしまった
【ヴァナルガンド】 私たち、思ったより いいコンビでしたね~ 指示を聞いてくれて、ありがと~
ヴァナルガンドも小柄なシユウが 愛おしく感じられて、頭を撫でながら お姉さんぽくシユウをほめる
【シユウ】 ふふっ、ヴァナルガンドって、 やわらかくていいにおいがするな! 気持ちいいぞ!
ヴァナルガンドに身を任せ 幸せそうに笑うシユウ
そのとき、ふと マスターとの会話を思い出す シユウは決意し、そっと顔を上げた
【シユウ】 その…さっきはごめん…なさい! しんぱいしていたとはしらずに、 シユウがかんちがいしていたんだ
【ヴァナルガンド】 ふふふっ そうだったんですね、 よくできました~
ヴァナルガンドはそういって もう一度、シユウの頭を撫でる
マスターは二人に仲直りに安心し、 この伝説のイースターエッグは どうするつもりなの?と、たずねる
【シユウ】 マスターは、おろかものだな! たまごなんだから、 たべるにきまっているだろう!
シユウはそう胸をはるが、イースター エッグは飾り物なので、中身は入って いない、と貴婦人に教えられる
【シユウ】 なんだ、はらのたしにならないのか? どんなあじか、たのしみだったのに…
【ヴァナルガンド】 そうですね~…イースターエッグが 食べられないのは残念でしたが、 私にいい考えがあります~
【ヴァナルガンド】 少し、待っていてくださいね~
がっかりしたシユウを放っておけず、 ヴァナルガンドは参加者の協力を得て 街へと向かっていった
【ヴァナルガンド】 お待たせしました~ ほら、シユウの大好きな マーラーカオですよ~
しばらくしてパーティー会場に 戻ってきたヴァナルガンドは、 大きなバスケットを手にしていた
そこには、マーラーカオをはじめ、 パーティーとは違ったごちそうが 詰まっていた
【シユウ】 ほんとだ、マーラーカオだ! これ、たべてもいいのか!?
【ヴァナルガンド】 ええ、もちろんです~ シユウのための スペシャルバスケットですよ~
【シユウ】 おおおお~! ヴァナルガンド、ありがとな! いただきます!
【シユウ】 う、うまい…! こんなにうまいもの、 たべたことがないぞ…!
【シユウ】 マスター! マスターも、 マーラーカオたべてみろ! これはうまいぞ!
【ヴァナルガンド】 喜んでもらえて嬉しいです~ マスターさんもぜひ~
二人の言葉に頷き、マーラーカオを 口にするマスター あまりの美味しさに笑顔が溢れる
【ヴァナルガンド】 うふふっ、二人とも子供みたいですね あせらなくても、 たくさんありますからね~
【ヴァナルガンド】 ああ、シユウったら口元が汚れてます ほら、こっちを向いてください~
シユウの汚れた口元を、 ヴァナルガンドが優しく拭う
そんな二人の姿を見て、 本当に仲良しの姉妹みたいだ と、マスターは言う
【ヴァナルガンド】 ええっ、姉妹ですか? なんだか、照れちゃいます~
【シユウ】 え? しゅうまい? どこどこ!?
マスターとヴァナルガンドは 聞き間違えたシユウがおかしくて 顔を見合わせて笑う
【シユウ】 な、なんだ? なんで、ふたりともわらうんだー!
【シユウ】 …でも、なんだかシユウも たのしくなってきたぞ! …ふふっ、あはははっ!
楽しそうに笑い合う二人とマスター はじめは反発も多かった二人だが 今では本物の姉妹のように見える
伝説のイースターエッグが運ぶ幸運は この二人が仲良くなるという 奇跡だったのかもしれない…
楽しいイースターパーティーの間、 マスターはそんなことを考えていた
【シユウ】 マスター! はっぴーいーすたー!
【ヴァナルガンド】 マスターさん… あなたの夢と希望がすべてかなうこと お祈りしています~
Next: 231040060