240011101 アルテミス 風紀
【アルテミス】 もう…本当にマスターは 世話が焼けると言いますか…
照りつける太陽 それを背後に据えたアルテミスの 呆れたような視線…
【アルテミス】 マスター。 詳しく、話を聞かせてもらいます
【アルテミス】 …これはいったい どういうつもりですか!
マスターを叱責するアルテミス
その背後には、プールで遊ぶ 大勢のキル姫たちがいた
【アルテミス】 マスターが、私に隠れてどこかに 行こうとするから追ってきてみれば…
【アルテミス】 皆と遊ぶつもりだったんですか? いけません
【アルテミス】 こんなに皆がはしゃいでいるところに マスターが混ざったら 風紀が乱れるどころの話ではありません
プールに遊びに来たら キル姫たちがいただけだ
マスターはそう言って弁明するものの アルテミスは聞く耳を持たない
【アルテミス】 マスター 皆があなたを見つけて騒ぎ出す前に ここを去りますよ
【アルテミス】 幸い、まだマスターが来たことは 気づかれていません
【アルテミス】 他のキル姫がいないところへ 誘導します 絶対に私の手を離さないでくださいね
そう言って、アルテミスは マスターの手を引いて行く しかし――
【アルテミス】 まずいですね この先にキル姫がいます 道を変えましょう
【アルテミス】 このままだとあそこの キル姫と鉢合わせしますね マスター、こっちです!
そうやって 進路を変え続けた結果――
【アルテミス】 こ、ここは…
気がつけばふたりは プール場の最奥部へと 迷い込んでしまっていた
【アルテミス】 ど、どうしてこんなことに…
頭を抱えるアルテミスに、 マスターは、別に見つかるくらい いいじゃないか、と言うのだが…
【アルテミス】 いえ、そういうわけにはいきません
【アルテミス】 私が必ず、誰にも見つからずに ここから連れ出して見せます!
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