240131102 アフロディーテ 思わぬ指摘と美の考察
まるでカップルのようにぴったりと くっついてデートする、 マスターとアフロディーテ
歩いている間もずっと彼女は 妙に顔を近づけてきたりして、 マスターはドキドキが止まらない
少しでも気分を紛らわそうと、 たまに川辺の風景に目を向ける マスター
【アフロディーテ】 マスター どちらを見ているのですか?
【アフロディーテ】 この場で最も美しいのは わたしなのですから…
【アフロディーテ】 マスターはこのわたしだけを 見ていればいいのですよ?
マスターがよそ見しているのが 気になったのか彼女はやけに 体を密着させてくる
彼女との距離の近さ 積極的な態度に どぎまぎしてしまうマスター
【アフロディーテ】 さぁ、マスター もっとわたしのことを 見てくださいまし?
しかし、アフロディーテは そんなこともお構いなしに、 マスターの手を引いてくる
それからもマスターが よそ見をする度に 彼女はアプローチを繰り返した
度重なる激しい誘惑に、 マスターの心は激しく 揺さぶられる
けれど同時に、こういうことは アフロディーテの言う「美しい」 とは少し違うように思うマスター
そしてマスターは、 こういうことは美しくないよと、 率直な意見を彼女に告げる
【アフロディーテ】 美しくない…? マスター、それは一体、 どういうことでしょう?
アフロディーテは美しい…
それは間違いないけれど、 それを無理矢理に押しつけるのは どうだろうかと言うマスター
【アフロディーテ】 なるほど… 確かにそうですわね…
【アフロディーテ】 今日のわたしは少々、性愛に 傾きすぎていました…
【アフロディーテ】 単にマスターを誘惑するのは、 「美しく」はありませんわね…
マスターの言葉を受け、 不意に立ち止まる アフロディーテ
マスターの言葉をきっかけに、 どうやら考察モードに入って しまったようだった
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