240131104 アフロディーテ 『ジャングル連合の絆』
【アフロディーテ】 うーん…どうにも、 うまくいきませんわね
後日、またしてもマスターと アフロディーテは、水辺へと やってきていた
【アフロディーテ】 なんだか、違和感がありますわ あの時とは、何かが違うような… そんな、すっきりしない感じが
先日の美しさを再現しようと しているのだが、いくら水浴びを しても同じようにはいかない
その理由がわからず、 アフロディーテは先ほどから ずっと考察モードだった
【アフロディーテ】 わかりませんわ… 時間も、場所も、前回と 一緒のはずですのに…
【アフロディーテ】 どうして、あの時のような 美しさにならないのでしょう?
悩み続けている彼女に、 マスターはふと思ったことを 言ってみる
もしかすると、組み合わせだけ ではなく、大事なのはタイミング なのかもしれない…と
【アフロディーテ】 タイミング… あぁ、なるほど…!
【アフロディーテ】 確かに、シチュエーションは 前回と全く同じですけれど… なにもかもが同じではない…
【アフロディーテ】 先日の美しさは、きっと あの時だけのもの…
【アフロディーテ】 あの瞬間にしか見ることが できなかった…だからこそ、 あれほど美しかったのですね
【アフロディーテ】 限られた瞬間にしか見られない… だからこそ、人はそれを美しいと 感じるのでしょう…
【アフロディーテ】 例えば、ほんの少しの間しか 咲かない花を見た時、人はそれを 心の底から美しいと思うように…
【アフロディーテ】 あぁ、この気づきはわたしの心を 大きく成長させてくれますわ…!
【アフロディーテ】 ありがとうございます、マスター わたしはあなたのおかげで、新しい 技を編み出すことができました
それはまさに彼女が新スキル 『ジャングル連合の絆』を 習得した瞬間だった
【アフロディーテ】 マスター?これからもずっと、 わたしのそばにいてくださいね?
【アフロディーテ】 なぜなら、あの時のように 瞬間的な美しさを感じられる時が いつくるかわかりませんもの
そんな彼女の言葉に、 どんな時も? と、マスターは身構えてしまう
【アフロディーテ】 もう、マスターったら… なにを想像してらっしゃる のですか?
【アフロディーテ】 さぁ、マスター こちらへ来て、わたしと一緒に 水浴びをしましょう?
【アフロディーテ】 ここの水、とっても冷たくて 気持ちいいですわよ?
アフロディーテに手招きされ、 彼女と一緒に水浴びを始める マスターなのであった
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