250051101 ヴァジュラ 練習しよう!
【ヴァジュラ】 あ~っ、いい天気だなぁ! さんさんと降り注ぐ日の光に 気持ちのいい潮風!!
砂浜に駈けだしたヴァジュラは 気持ちよさそうに背伸びすると、 笑顔でマスターに振り返る
【ヴァジュラ】 せっかく海に来たのに 天気が悪かったら最悪だもんなぁ ほんと、良かったよ!
【ヴァジュラ】 どうやらマスターは 晴れ男みたいだな? ま、あたしもそうなんだけど…ん?
ヴァジュラは、 自分の水着姿を見つめる マスターの視線に気づいたようだ
【ヴァジュラ】 なに見てんだよ、マスター? …え、水着姿に 見とれちゃっただって?
【ヴァジュラ】 な~に言ってんだよ! こんなもん、普段とそんなに 違わないだろ?
そんなことないよ 水着姿のヴァジュラは すごく可愛いよ、とマスター
【ヴァジュラ】 ば、ばばば…バカ野郎っ! そ、そういうことは、 め、面と向かって言うもんじゃ…
ヴァジュラはそう言うと 頬を赤らめてそっぽを向く
【ヴァジュラ】 ま、まあ…マスターが そう言ってくれるんなら …嬉しい…けど、さ
【ヴァジュラ】 と、とにかく! 普段の戦いは忘れて 思いっきり楽しもうぜ、な?
自分と楽しもうとしてくれる ヴァジュラの言葉に嬉しくなり 力強く頷くマスター
【ヴァジュラ】 よーし、あたしも 思いっきり楽しむぞーっ!
ここでマスターは、 ヴァジュラが抱えている サーフボードに気づく
【ヴァジュラ】 …え、ああ、これかい? せっかく海に来たんだから サーフィンでもしようかなってね
【ヴァジュラ】 もちろん、 マスターのぶんもあるぜ 一緒にどうかな、と思ってさ
そう言うと、ヴァジュラは 足下に置いてある もう一つのボードを指さす
しかし、サーフィンを やったことがないと マスターは困ったように微笑む
【ヴァジュラ】 心配しなくてもいいよ あたしだって初心者さ まーったく、やったことなし!
【ヴァジュラ】 そんな不安そうな顔すんなよ 大丈夫だって! 二人で一緒に覚えればいいんだ
【ヴァジュラ】 ここにいる間に 一緒に波に乗れれば 最高じゃないか。そうだろ?
それもそうだね、と マスターが頷くのを見て、 彼女は微笑む
【ヴァジュラ】 そうこなくっちゃ! さあ、行こうぜ! 海があたし達を待ってる!!
ヴァジュラはそう言うと マスターの手を取り、 海に向かって走り出した
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