250051104 ヴァジュラ 『海浜ビーチ帝国の誇り』
その後…
【ヴァジュラ】 ほら、ジュース買ってきたよ! 一休みしたら、また頑張ろうぜ!
練習するうちに、ヴァジュラも ようやくコツを掴めたのか 波の上に乗れるようになった
いや、それどころか、 サーフィンの腕を めきめきと上げ…
持ち前の運動能力で、 今ではマスターよりも 遥かに上手く波に乗れている
【ヴァジュラ】 大丈夫、すぐ上手くなるって!
自分が追い抜かれたことが 少しだけ悔しいマスター どうすれば上手くなるかを尋ねる
【ヴァジュラ】 うーん… もうちょっと腰を落として、 バランスを取るといいかなぁ…
彼女にアドバイスをもらい、 珍しく負けん気を発揮して すぐに海に向かおうとするマスター
【ヴァジュラ】 そんなムキにならなくたって 焦らずのんびりいこうぜ?
【ヴァジュラ】 …あー、そう言えばさ、 最初はあたしが そんな感じだったよね
【ヴァジュラ】 改めて、ずいぶんと みっともない真似を してたんだなあ…
【ヴァジュラ】 あ、ああ、違うよマスター! マスターをみっともないなんて 思ってるワケないだろ!
【ヴァジュラ】 ただ、さ…もうちょっと 素直にならなくっちゃ ダメだったこと…だよ!
【ヴァジュラ】 あたしも、素直になれたから 上手くなれたと思うんだ
【ヴァジュラ】 だから、元々素直な マスターのことだ すぐに上手くなれるって…な?
【ヴァジュラ】 さあ、じゃあ練習再開といくか! 心配しなくても、あたしがバッチリ 波に乗れるようにしてやるぜ!
やがて、マスターも上達し、 二人してサーフィンを 楽しむことが出来たのだった
【ヴァジュラ】 あー、明日にはまた街に 戻らなきゃならないのか… ほんと楽しかったぜ、ありがとな!
【ヴァジュラ】 今回のことで、あたし、 改めてマスターの存在の デカさに気づかされたぜ
【ヴァジュラ】 それに、マスターがあたしを 本当に信じてくれている ってことにも…
たとえ仲違いしても 二人はすぐにわかりあえる…
マスターとの絆の強さ、 その大切さに気づいた ヴァジュラは…
スキル『海浜ビーチ帝国の誇り』に 目覚めた
【ヴァジュラ】 マスター、ありがとな こんなあたしを信じてくれて…
【ヴァジュラ】 色々と面倒臭い女かも 知れないけど これからも…よろしく頼むぜ!
こちらこそよろしくと答えると、 ヴァジュラは心底嬉しそうに 笑うのだった…
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