250131214 暁美 ほむら 因果への反逆
【ほむら】
私の勝ちね
水鉄砲大会は幕を閉じたのだが それ以降も幾度となく姫達に 戦いを挑まれているほむら
そんなほむらと姫達を見て ハンデ扱いではなく自分もちゃんと 参戦してみたいと思ったマスター
【ほむら】
…え？
マスターも参加してくれる！ と喜ぶ姫達だが、どうやらほむらは 心配してくれているようだ
【ほむら】
いいの？
マスターが相手でも容赦しないわよ
恐らく本気で言っているのであろう 遊びだからといって手を抜くような ことはしないと思うマスター
【ほむら】
支度ができたら
すぐに始めましょう
戦いのルールはマスターに合わせ 多少ゆるいものとなったが 姫達を前にはすぐ負けてしまうだろう
そう思ったのだが、 試合が開始してしばらく経つのに マスターは無傷のままだった
【ほむら】
はっ！
よく見ると、マスターは 自分に近づく姫をほむらが 先回りして撃退していることに気付く
ほむらも大概なお節介焼きだな とマスターは思わず笑ってしまう
【ほむら】
…………
【ほむら】
…たまたま、よ
マスターに行動を気取られたことを 隠そうとしているのか、無表情で マスターへそう告げるほむら
なかなか見られないほむらの 優しいところを見られて、
改めて遊びに誘って よかったと思うマスター
それに、ほむらのお節介焼きな 一面も見られて得した気分とマスター
【ほむら】
マスターは最後の最後
一番最後に仕留める獲物なだけよ
物騒な一言だが、それはほむらが この海での時間を楽しんでいる 証拠なのだと思うマスター
【ほむら】
…………
ほむらの言葉の裏に秘めた 優しさや感情も伝わるようになった と感じるマスター
そのさらなる絆が 『因果への反逆』 としてほむらを強くさせる
【ほむら】
この感じ
当然そのことにすぐ気付くほむら
【ほむら】
敵を強くしてどうするのかしら？
そう言いながらほむらは ほかの姫達を次々と倒していく
【ほむら】
…ふふっ
いずれ来るほむらとの一騎打ちは 夏の楽しい思い出になるだろう そう予感するマスターだった
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