260011103 アスクレピオス 『ラ医フセイバー』
【アスクレピオス】 ぅ…う、んん…
あれからしばらく寝ていた アスクレピオスがようやく 目を覚ました
彼女はぼんやりとした表情で 横にいたマスターに目をやる
【アスクレピオス】 ん…どうしてあなたが タオルなんか交換して…
【アスクレピオス】 あ、これ… 私の頭に乗せたタオル…
【アスクレピオス】 あぁ、そうか… 私、さっき倒れて それからずっと…
ようやく事態を把握したのか これまでのことを思い出すように 彼女は小さくつぶやく
【アスクレピオス】 それで、私の看護は あなたが…?
彼女の質問に頷くマスター
【アスクレピオス】 なるほど… まさか私が、マスターに 看護されるなんてね…
選択肢:
- 無理するからだよ → select_label_01へ
- 寝顔、可愛かったよ → select_label_02へ
- 喜んでもらえた? → select_label_03へ
なるほど… まさか私が、マスターに 看護されるなんてね…
select_label_01:
【アスクレピオス】 う、うるさい! あの時は夢中だったから わからなかったのよ!
select_label_02:
【アスクレピオス】 なっ…!ひとの寝顔を 勝手にのぞかないでよ!
select_label_03:
【アスクレピオス】 マ、マスターに看護されて 嬉しいわけないでしょ!?
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【アスクレピオス】 はぁ…それにしても… 体調管理もまともに できないなんて…
【アスクレピオス】 これじゃ私 他人を心配する資格なんて もうないわね…
アスクレピオスは 倒れてしまったことを 悔やんでいるようだ
そんな彼女のことを マスターは励ます
【アスクレピオス】 そんな言葉なんていらないわよ…
【アスクレピオス】 今回は完全に 私の自己責任なんだもの…
落ち込むアスクレピオスに マスターは言って聞かせる
アスクレピオスに助けられた 海水浴客たちが皆、感謝の言葉を 言い残して行ったことを
彼女の手厚い看護があったから 大事にいたらなくてよかったと 喜んでいたことを…
【アスクレピオス】 そう、なの… 皆にはきつく当たったのに 私、感謝されて…
だから、資格がないなんて 言わないほうがいいと 彼女に告げるマスター
【アスクレピオス】 そ、そうよね… 私のやったことは 間違ってなかった…!
【アスクレピオス】 私は一生懸命に働いて そして感謝してもらえた… それは素晴らしいこと
【アスクレピオス】 あ…!この自己犠牲の精神は 戦いでも通じるかもしれない…!
さっきまで暗かった アスクレピオスの表情が 笑顔に輝く
それは、彼女が新たなスキル 『ラ医フセイバー』に 目覚めた瞬間だった
【アスクレピオス】 ふう… なんだか少し元気に なってきたわ
【アスクレピオス】 これも、も、もしかしたら マスターが看護してくれた おかげかもね…?
【アスクレピオス】 そ、その… ありがと…
珍しい アスクレピオスの 感謝の言葉…
その言葉をもう一度聞きたくて おねだりしてしまうマスター
【アスクレピオス】 うぅっ…! ちょっと感謝したくらいで 調子に乗るんじゃないわよ!
結局、いつものように アスクレピオスに叱られる マスターなのであった
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