260041102 カドケウス 深読みと本音
2度も落とし穴に落ちたマスターは カドケウスとのデート中も 落ち着かない
また何か仕掛けてくるに違いない と警戒してしまうのだ
【カドケウス】
マスター、最初はこれだよ!
かき氷!
【カドケウス】
私が食べさせてあげる
ほら、あーん♪
マスターは何かの罠では とためらってしまう
【カドケウス】
もー、あーんだってば!
マスター!
無理やりスプーンを突っ込まれ マスターの口に 甘くひんやりとした味が広がる
【カドケウス】
どう?おいしいでしょ?
私のおすすめだよっ♪
マスターは拍子抜けするが これは油断させる作戦かも、と 気を引き締め直す
しかし、その後の バナナボートでは…
【カドケウス】
マスター、ちゃーんと
後ろから支えててね?
放しちゃダメだよ?
ビーチボールで遊ぶ時も…
【カドケウス】
ほーら、マスター!
次いくよ、ちゃんと取ってね!
普通のデートが続くなか マスターの疑いは逆にどんどん 強くなっていく
【カドケウス】
ふふ、今日は楽しかったね
マスター♪
我慢できなくなったマスターは なにが目的だったの?と聞く
【カドケウス】
え…目的って…デートだよ?
最初にそう言ったじゃん
信じられないマスターは 派手なイタズラを時間をかけて する気だったのでは…と尋ねる
【カドケウス】
…そっか
【カドケウス】
マスターは私に
イタズラされるんじゃないかって
全然デートを楽しんでなかったんだ…
【カドケウス】
たまには…普通に仲良くするのも
いいと思ってたんだけど、な…
走り去っていくカドケウスの瞳には 涙がにじんでいた
マスターは 大きな勘違いをしていることに気づき 反省しながら後を追いかけた
Next: 260041103