260141101 プタハ 慈愛の加護者
【プタハ】 おや、マスター こんなところで会うのは 珍しいではないか
避暑のため川べりを散歩していた マスターは、その途中でプタハと 出会った
【プタハ】 我か? 我は近くの集落の子らを 見ておったのだ
【プタハ】 異族との戦いはあるが 時にはこうして 暇な時間もあるのでな
【プタハ】 折りを見て、こうして 子らが安全に遊べるよう 監督しておる
【プタハ】 ジャングルには少なからず 脅威もあるが…
【プタハ】 こうして我が見ておれば 親御も安心して日々の営みに 励めるというもの
そういってプタハは 川の中で遊ぶ子供たちに視線を移す その瞳には慈愛の色があった
そんな穏やかな時間の中 ひとりの子供がプタハへと駆け寄る
【プタハ】 どうした? …ほう、なかなかキレイな石だな 我にくれるのか?
【プタハ】 そなたはいい子じゃな
そういうと プタハは優し気に子供の頭をなでる 互いの笑顔が、やけに印象的だ…
選択肢:
- 羨ましい… → select_label_01へ
- 子供は無邪気だね… → select_label_02へ
- 好かれてるんだね → select_label_03へ
そういうと プタハは優し気に子供の頭をなでる 互いの笑顔が、やけに印象的だ…
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【プタハ】 ふふっ、マスターも撫でて欲しいのか?
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【プタハ】 そうさな、可愛いものだ
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【プタハ】 そうであれば、嬉しいことだ
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【プタハ】 …そなたも手持無沙汰な様子 どうだ?少し人の役に 立ってみる気はないか?
【プタハ】 さすがに、遊び盛りの子供たちを 残らず見るのは骨が折れる 誰ぞ手伝ってくれると嬉しいが…
どこか甘い声でプタハが告げてくる マスターはその願いを断れず、一緒に 子供たちの面倒を見ることになった
そして、時間は瞬く間に過ぎてゆき―
【プタハ】 ふむ、そろそろ日が暮れる頃合いか
【プタハ】 子供たちよ 明るいうちに村へと帰るぞ
プタハの声に 子供たちの不満がこだまする
【プタハ】 よい子だから 我の言うことを聞いておくれ
だが、プタハがそう告げると 渋々ながらも帰りの準備を始めた
【プタハ】 ふふっ、足元には気をつけるのだぞ? 何事も終わり際というのが もっとも気が緩む―
不意にプタハの表情が引き締まる 視線は強く、森の奥を睨んでいた
その木立の向こうから 少しずつ、少しずつ 息を殺した異族の群れが迫っている
【プタハ】 …やれやれ、 我が子守りをしていて正解だったな
【プタハ】 弱き子らを狙ったのだろうが… 残念だったな
【プタハ】 この子らは このプタハの加護の元にある
【プタハ】 ここにそなたらが得るモノは なにもない―疾く失せよ
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