27700140 海上編 ストーリー7月 プール動乱篇2部 第4幕「試練のプール」戦闘前
【八咫鏡】 上級民専用とか言うて、 あちこちのプールが 閉鎖されてしもうとるんじゃ
【芭蕉扇】 それで、閉鎖されてないプールを 探し回ってるわけ なんで高貴なる私がこんなことを…
【アスカロン】 あのっ、ここを管理している 上級民の方は?
【芭蕉扇】 そんなの知らないわよ 放置されてるんなら、私が好きに 使って良いってことでしょ
【八咫鏡】 わらわ達が先に見つけたんじゃと 言うておろうが!放置されとるんなら 早い者勝ちじゃ!
【アスカロン】 えっと… みんなで仲良く 分け合いませんか…?
【芭蕉扇】 冗談じゃないわ! 高貴なる私がどうしてそんなことを しないといけないの
【八咫鏡】 わらわ達にも、もう一人義姉妹が おるからのう…
【八咫鏡】 ここ一つでまかなえるのは せいぜい三人までじゃろうし…
【芭蕉扇】 私には一人、下僕がいるの いちおう、そいつの分も 確保しておかないといけないのよね
【アスカロン】 …私達の分も考えると、あと二つは プールが必要ってことですね
【芭蕉扇】 そんな都合良く空いてるプールが 見つかるわけ――
【アスカロン】 分かりました! 探してきますっ
【バルムンク】 アスカロンっ? そんな、無茶だよっ…
【アスカロン】 早くグラムを回復させたいから、 私、頑張ってみる!
【ハルパー】 面倒くさいですねえ 私達で彼女達の首を落としてしまえば 話が早いのに
【アスカロン】 そんなのダメです!
【アスカロン】 …力尽くで奪い合ってばかりじゃ きっといつか破綻しますっ
【アスカロン】 奪い合ったら足りなくても、 分け合ったら余ることだってある… 私は、そう信じてますから
【アスカロン】 待っていて下さい! みんなで分け合って幸せになれる 方法を必ず見つけてきますっ
【ハルパー】 …でしたら、お好きにどうぞ 私はここで、醜い奪い合いを 眺めてますわ
【バルムンク】 アスカロン、私も一緒に
【アスカロン】 大丈夫 バルムンクはグラムを診ててあげて なるべく早く戻るからっ
【ペルーン】 うーん…誰が悪者か分からないから あたしも休んでるね!
【アスカロン】 ここも閉鎖されてる… どこかに開放されてるプールは… あ!ここ、開放されてるみたい!
【蜻蛉切】 ちょっと!そなた、何者? 勝手に入ってこないで
【アスカロン】 すみません… 私、アスカロンといいます 実はお願いしたいことがあって
【蜻蛉切】 ふうん…。それで、 ここを使いたいって言うの?
【アスカロン】 はい…あの、こちらを管理している 上級民の方はどちらに?
【蜻蛉切】 そんな人、見たことないわね… けっこう長いこと 私達が使ってるのだけど
【アスカロン】 でしたら、みんなで 分け合うことはできませんか? ここなら四人は入れますよねっ
【アスカロン】 もう一つ、どうにかして 見つけて来ますから!
【アスカロン】 奪い合うより分け合った方が みんな幸せになると思うんです 協力して下さい!
【蜻蛉切】 …その心意気は買ってあげる でも口先だけっていうのは嫌いなの 私に確かな実力を示しなさい!
【蜻蛉切】 与一!ちょっと来て
【与一】 なんでしょうか、蜻蛉切さん? あわわわわ…どちら様ですかぁ…?
【蜻蛉切】 今からこの子と試合をするから 立ち会いなさい
【与一】 えええ!与一がですか!? それはちょっと荷が重いといいますか …はい!やらせていただきます!
【アスカロン】 私、争うつもりはありませんっ…
【蜻蛉切】 甘えたこと言わないで! 大切なものを守るためには力も必要よ さあ、剣を抜いて!
【アスカロン】 …分かりました 精一杯やらせていただきます!
Next: 27700142