28000092 海上編 ストーリー10月 パラディーゾ建国篇 第9幕「反転のビーチ」戦闘後
ちぃっ…！？あたいが…
返り討ちに遭うなんて…
ふざけんじゃないよ！
楽しかったぜ！
ま、オイラの足元にも
及ばなかったけどな！
ダグダ…もうダメみたい…
もう動けない～…
損害大
戦線維持に支障あり…
強くなったな、ゲイボルグ
…全て貴様から教わったことだ
この魔槍に貫けぬものなし
ブリューナク隊も
みんなやられたみたい…
あとはワタシだけね…
えっ…？
冗談でしょ、グリモワール
やめて！！
大丈夫よ！
ワタシ、こう見えて強いんだから
キミの方こそ
ちゃんと帝都まで
逃げ切りなさいよね！
…………！
あと少しで…
国境を越えられる！
そうすれば――
追いつきましたわ！
皇帝さん、尋常に勝負ですわ！
相手は一人
私の出番はなさそうですね
“誠心騎士団”の名に恥じぬよう
一騎打ちで仕留めましょう
あと少しだっていうのにっ…
セファー、フラベルム、
一斉射撃を！
リットゥ、陛下をお願いします
騎士を気取る野蛮な者達よ、
わたくしの前から早々に消えなさい
もう安心ですよ、陛下
わたくしはここからの逆転方法を
なんでも知っています！まずは――
お前達、ジャングル連合の者だな
ここから先は一歩も通さん
新手が出てまいりましたわ！
これでは砦に近づけませんわね…
間に合った…！
カドケウスが
上手くやってくれたのね
あの密書が罠だったのなら、
シェキナー隊をこちらの加勢に
向かわせても問題ない
際どいところで
読みが当たって良かった…
まったく！
ひどいありさまね
さっさとこっちに来なさい！
アスクレピオス！？
あなたは帝都で
ダーインスレイヴ様の
看病をなさっていたのでは…
ええ、そうよ！
それなのに、このバカがっ
もう歩くくらいはできると
何度も言っているだろう
それにわたしは
皇帝陛下の足手まといには
なりたくないのでね
ダーインスレイヴ様まで！？
わたしの独断で帝都を放棄してきたよ
“穏健派”の皆を連れて、
おぬしを加勢しに来た
私が連絡に走ったんだ～
これは貸しにしといてあげるね♪
ずいぶん、
手ひどくやられたようだな
全て…私の責任です…
顔を上げよ、フォルカス
わたしに謝ることはない
それより皇帝としての
務めを果たすのだ
これからいかにする？
はい
…大損害を受けた今こそ、
反転攻勢に移るときです
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