30201202 ピサールストーリー 怠け者のほうがいいから
面倒くさがるのには… 本当は何か理由が あるんじゃないの…?
【ピサール】 …………
マスターがピサールに尋ねる
【ピサール】 別に… こういう性格なんだよ
本当に…?
【ピサール】 …………
真剣な眼差しのマスターに、 彼女が重い口を開き始めた
【ピサール】 わたしって…
【ピサール】 昔、 「毒槍」って呼ばれてたの
【ピサール】 街を焼き尽くすほどの 灼熱の槍だったんだって
【ピサール】 マスターと出会う前は、 人のためにがんばってみようと 思った時期もあったけど…
【ピサール】 結局、いつも 迷惑かけちゃうんだよね
【ピサール】 だから、もうやめたの
【ピサール】 頑張っても迷惑になるんなら… だったら、怠け者でいいやって
【ピサール】 その方が…悲しまずに済むでしょ?
彼女には、そんな過去があったのか…
僕は君がいてくれて… 本当に助けられてるよ マスターが語り掛ける
【ピサール】 …………
【ピサール】 でも…
選択肢:
- お願い!是非、手伝って欲しい! → select_label_01へ
- 一緒に来て欲しいんだ! → select_label_02へ
- 君は迷惑になんかならないよ! → select_label_03へ
でも…
select_label_01:
【ピサール】 …え!ちょっと…!
select_label_02:
【ピサール】 …きゃっ!
select_label_03:
【ピサール】 でも…、ちょっとマスター!
select_label_end:
強引に、彼女の手を引くマスター
【ピサール】 ………
彼女が黙りこくる 「どうしたの?」と、 マスターが尋ようとすると…
あ…あちぃ~っ!!
彼女の腕から、 とんでもない熱が発せられている
【ピサール】 …………
それによく見ると、 いつもの眠たそうな顔が 真っ赤になっている
【ピサール】 だから… 灼熱の槍なんだってば
【ピサール】 灼熱の…わたしの 手を引っ張った人なんて… はじめて
俯いていた彼女が、 その顔を上げた
【ピサール】 しょうがないな~
【ピサール】 めんどくさいけど…
【ピサール】 手伝ったげる
再び彼女の手を引き、 厨房に向かうマスターだった
Next: 30201203