30211205 プタハストーリー 砂漠は危険だらけ
照りつける太陽… 喉を焼かれるような大気… 灼熱の砂漠を進むマスターとプタハ
【プタハ】 もし…大丈夫か、マスター? 少し休むか?
平気だと言ってみせるマスター
…が、街へ買い出しに行く途中に まさかこんな砂漠地帯があろうとは… と本当は心が滅入っている
【プタハ】 無理をせずともよい 休める時に休むのも大事だぞ
うぅ…砂漠に入ろうとした時、 危険だからと止めてくれて…
しかも入ってから、案の定 暑さにやられる僕に文句どころか 優しい言葉をかけてくれるとは…
あぁ…彼女は女神だ… マスターが涙を流す
【プタハ】 何をしておる、勿体ない! 体から余計な水分を出すでない 干からびてしまうぞ
【プタハ】 …ほら、水を飲め あまり残っておらんから 大事にな
とマスターに、 水筒を手渡してくれる彼女
【プタハ】 しかし、先はまだ少し ありそうだな…
【プタハ】 本当に、今のうちに 少し休んだ方がいい
いや、まだ大丈夫と 強がるマスターに
【プタハ】 夜が来る前に… 一気に砂漠を越えたいのだ さもないと…
【プタハ】 とんでもないことに なってしまうからな…
とんでもないこと…? いつも優しい彼女の目が、 険しくなった
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