310051213 リットゥ・D. plug・ナベリウス 征野を翔ぶ凶鳥
【リットゥ】 くっ、まだいるか なんと手強い…!
【リットゥ】 しかし、私の背中には 負傷した教え子がいるのだ 負けるわけにはいかない…っ!
リットゥ、がんばって! と、マスターは応援した
【リットゥ】 はぁッ!
【リットゥ】 我ながら、なんて甘い… マスターの応援を受けて 力が沸くだなんて…っ!
【リットゥ】 こんな状況だからか? それとも私が甘くなったのか? しかし、応援で力が沸くのなら…
【リットゥ】 …マスター、もっとだ
【リットゥ】 もっと、もっと声を張れ! お前のその喉は今っ、 私を鼓舞するためにあるッ!
リットゥからの頼みに マスターは…
選択肢:
- 全力で声を張った → select_label_01へ
- できる限りでエールを送った → select_label_02へ
- 愛していると叫んだ → select_label_03へ
リットゥからの頼みに マスターは…
select_label_01:
【リットゥ】 お前のその声が 私の剣を強く震わすッ!
select_label_02:
【リットゥ】 マスターらしい、謙虚なエールだ ゆえに、だからこそ、力が沸く!
select_label_03:
【リットゥ】 ああ、聞こえているぞマスター! 後でその腑抜けた愛を叩き直す!
select_label_end:
【リットゥ】 はぁァッ!
マスターの声援を受けたリットゥ その剣技はかつてなく強く閃いた
【リットゥ】 …マスター お前のその甘い正義が 私の心臓をも動かしたのだ…っ!
声援を受けたリットゥは 『征野を翔ぶ凶鳥』を発現させ 敵兵士を瞬く間に斬り伏せた
【リットゥ】 はぁ、はぁ… マスター、無事か、大丈夫か? 怪我はないか?
戦いで高揚しているせいか リットゥは慌てているようだ
しかし、すぐに気を取り直し マスターから、さっと顔を離す
【リットゥ】 ぶ、無事ならいい 教官として教え子を気にかけるのは 当然なことなのだからなっ
【リットゥ】 というかお前っ! 甘い、やはり甘すぎるぞ!
マスターは首を傾げる 何が甘かったのだろうか、と
【リットゥ】 私をかばったことだっ! 力もないくせに無理をするな 大怪我を負ったかもしれないのだぞ
【リットゥ】 …何? 私が無事でよかった、だと?
【リットゥ】 な、何を言っているんだお前は… おい、ヘラヘラするな! 私は真面目な話をしているのだぞ!
顔が赤いよ、とマスターは そんなリットゥを指摘した
【リットゥ】 こ、これは別にお前の正義が 心地よいなどとは…ッ!
【リットゥ】 ……いや、待てよ …そうか、私の顔は赤いか
【リットゥ】 そうかそうか 他人を気にかけるほど 余裕だということだな?
【リットゥ】 まだ訓練は終わっていないのに いい気なものだなマスターは
【リットゥ】 いいな、マスター お前の正義を認めたわけではない! 明日からはまた特訓だからなっ!
どこか負け惜しみのように叫ぶ 彼女だが、その表情は すっかりいつも通りだった
ああ、明日からはまた地獄の訓練だと マスターは嘆息するより他がなかった
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