310271212 クラウ・ソラス・D. plug・ベリアル 自分がそうしたいから
【クラウ・ソラス】 ああ…美味しいな、このパフェは
うっとりとしながら パフェを食べるクラウ・ソラス
【クラウ・ソラス】 しかし、いいのか? 対価もなく、こんないいものを…
申し訳ない気持ちがあるのか 少しだけ心配そうな顔をする クラウ・ソラス
それは前払いの意味もあるから いいんだよ、と にっこりと微笑むマスター
【クラウ・ソラス】 な、なんだと…? では、これは契約というわけか
大事な話があるから聞いてほしい と、マスターは話を切り出す
戦闘中、契約を結ばないと 動かない態度が、
他の姫達にとっては 傲慢だと思われてるかも と忠告するマスター
【クラウ・ソラス】 …それは、申し訳ない
しゅん、と落ち込み、 以外にも素直に謝るクラウ・ソラス
【クラウ・ソラス】 普段は抑制できているんだが 戦闘の直後などは、つい行き過ぎた 態度を取ってしまうことがあるんだ…
じゃあ、これからは契約なしでも みんなのために頑張ろうよ と期待を寄せるマスター
【クラウ・ソラス】 …それは、ダメだ 態度については改善したい だが、契約は別の話だ
【クラウ・ソラス】 契約とその対価については 譲るわけにはいかないんだ
そう言って、クラウ・ソラスは きっぱりと断ってしまう
根が生真面目なのか、 絶対に譲らない頑固な部分に マスターは苦笑する
【クラウ・ソラス】 む…マスター 何やら街が騒がしいようだが…?
クラウ・ソラスの言葉に、 マスターも辺りを見渡す
すると遠くのほうで 慌てふためく人々が 逃げるように走っているのに気付く
辺りの人にマスターが話を聞くと 街の近くに魔獣が現れ 彼らは逃げてきたのだという
大変だ!助けに行こう! とマスターは魔獣がいるという 場所へ駆け出した
【クラウ・ソラス】 ま、待て、マスター! …まったく、力もないくせに
【クラウ・ソラス】 マスターにもしものことがあれば 契約に反する…っ! ああ、もう…っ!
舌を打ちながら クラウ・ソラスも魔獣のほうへと 駆け出すのだった…
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