310382214 アルマス・妖精結合・ティターニア 想精『顕界の女王』
【アルマス】 …うぅ~… ウサギって結構重たいのね…?
【アルマス】 頭と肩に 乗られてるだけで、 足元がぐらつくわ…
ウサギ達を連れて 隊に戻ってきたアルマス達
その光景に、パーティー会場は 驚きと喜びでいっぱいになった
【アルマス】 みんな! 今日のサプライズゲストよ!
ウサギ達は一斉に 姫のもとへ駆けていく
たくさんのウサギ達を迎え、 イースターパーティーは さらなる盛り上がりを見せた…
【アルマス】 よかったわねっ みんな、絶・喜んでくれて!
ウサギと戯れる姫達を見て、 マスターも満足そうな 笑みを浮かべる
みんな楽しんでくれてよかった、 これもアルマスのおかげだよ… と、マスターは改めてお礼を言う
【アルマス】 な、なによ… 照れくさいじゃない
【アルマス】 計画したのはあなたでしょ 私は別に、 大したことをしたわけじゃ…
そう話しながら、 アルマスの表情が 真剣なものに変わっていく
どうしたの? と 声をかけるマスターに、 アルマスは正面から向き直る
【アルマス】 …お願いがあるの、マスター
【アルマス】 今度はもっとちゃんと、 私のことを頼ってほしい
【アルマス】 大事に想うだけじゃなくて… 時には私を信じて、 任せてほしいの
【アルマス】 あなたが私や姫達のことを 大切に想ってくれてるのは わかってる…でも
【アルマス】 あなたひとりが苦しんで、 喜ぶ人なんて誰もいないのよ
【アルマス】 だから… ひとりでぜんぶ抱え込まないで
【アルマス】 もっと私を、 …みんなのことを 頼りなさいよ
【アルマス】 お願いよ、マスター…
一言ずつ、懸命に 言葉を紡いでいくアルマス
その言葉を聞いて… マスターは改めてアルマスのことを 信じると誓う
【アルマス】 …ええ、よろしく! 約束だからねっ!
今度は絶対頼るようにする―― マスターのまっすぐな返事に、 アルマスは笑顔を見せる
アルマスは思う… マスターに安心して 自分を頼ってもらえるように
姫達のため、マスターのため… この隊を守っていける 力を手に入れたい
その決意が昇華し、 新たなスキル 想精『顕界の女王』となった
【アルマス】 ………ふふっ
【アルマス】 …え?あっ、いや! べ、別に見つめてないけど!?
【アルマス】 わ、笑ったのは…あれよ! そろそろ私もパーティーに 混ざりたいなって思っただけっ!
【アルマス】 ほら、マスターも! 遠くで見てるだけじゃ つまらないでしょ?
アルマスは立ち上がり、 マスターにそっと手を伸ばす
照れた表情を隠しながら、 アルマスはマスターと一緒に 姫達のもとへ向かうのだった…
Next: 310383211