320041201 パラシュ・D. plug・アスタロス 効率主義の理想
マスターの元に、 新たな姫が入隊した
その名はパラシュ
ケイオスリオンにいた頃は、 カルマキラーズに数えられていた 実力者だ
【パラシュ】 でも、それは過去の話… マスターの仲間になった今は…
【パラシュ】 キミの理想を実現させることが、 ボクの新たな使命だ
なんだか真面目そうな雰囲気の彼女
カルマキラーズだったし、 当然、規律などに厳しいのだろう …と、不安を募らせる隊の姫たち
だが…
【パラシュ】 心配し過ぎだよ 確かにケイオスリオンにいた頃は、 そういう部分もあったけど…
【パラシュ】 今はみんなと同じ一斬ル姫だ
【パラシュ】 それにボクは元々、 面倒臭がりな性格だしね
【パラシュ】 だから、安心してくれ
思ったより、 フランクな雰囲気のパラシュ
他の姫が戦闘でミスをしようが…
【パラシュ】 別にいいさ
集合時間に遅刻してこようが…
【パラシュ】 仕方がないよ
そして、隊の当番を忘れようが…
【パラシュ】 そういうこともあるよね
特に、他者を 咎めたりすることはなかった
そんな彼女に、 もっと厳しい子かと思ってたよ と、話しかけるマスター
【パラシュ】 …そうかい?
理想を実現するため、 容赦のない性格なのかと …とマスターが彼女に告げる
【パラシュ】 やれやれ…ボクのことを、 そういう風に見てたのかい? 心外だな
【パラシュ】 マスターの言う通り、 確かに、そういう時期もあった
【パラシュ】 でも、 キミの仲間になってからは、 少し考えを改めたのさ
【パラシュ】 今はマスターの理想のために、 ただがんばるだけさ
【パラシュ】 ま、正直“面倒”だけどね、ふふふ
軽口を叩いて、去っていく彼女
【パラシュ】 ………
だが冗談めかした雰囲気の中にも、 目の奥に宿る“渇き”のようなものが マスターは気に掛かっていた
その日の深夜―
【パラシュ】 ………
ある姫の寝室の前に現れるパラシュ
【パラシュ】 マスターの理想のためにがんばる その言葉にウソはない でも、それはつまり…
【パラシュ】 隊を乱す者は… 粛正させてもらうってことさ
【パラシュ】 悪いね この方法しか思いつかなかったんだ
昼間とは打って変わって、 非情な顔を見せるパラシュ
【パラシュ】 まずは… この部屋からだ
その手には、 大きな斧が握られていた
Next: 320041202