320111211 ワズラ・D. plug・フールフール 悪魔の契約
【ワズラ】 あなたの隊で戦うというのならば 契約が不可欠です さぁ、この契約書にサインを
新しく隊に入ったキル姫 ワズラ・D. plug・ フールフール
どうやら彼女に戦って もらうためには、 契約書にサインが必要らしい
真面目な性格の子なのかな… と思いながら、 契約書に目を通すマスター
「マスターの理想のために戦う 代わりにワズラを満足させること」 と契約書には書かれていた
満足させること? よくわからないと思いながらも マスターは契約書に署名をする
【ワズラ】 はいっ♪ サイン、ありがとうございます
【ワズラ】 それでは、これから よろしくお願いしますね、マスター
【ワズラ】 あぁ、最初に言っておきますが 契約を破る者には 厳重な罰を与えます
【ワズラ】 …覚悟しておいてくださいね マスター
ワズラはそう忠告すると にっこりと含みのある笑みを 浮かべるのだった…
【ワズラ】 そういえば、マスターは 何のために戦っているんですか?
【ワズラ】 …ふぅん 平和のために、ですか それがマスターの理想ですね
【ワズラ】 ふふっ、素晴らしい理想ですね 本当に素晴らしいです
ワズラはニッコリと どこか影のある顔で笑う
まだ掴み切れないところはあるが 契約どおり、戦闘では大いに 活躍してもらっている
【ワズラ】 ええ、契約書に書かれていることは すべて守りますとも… 契約書に書かれていることは、ね
そういえば、契約書には 「ワズラを満足させること」 と書いてあった
マスターに何かできることは あるだろうか、と尋ねてみれば…
【ワズラ】 ふふ、いけませんね、マスター 契約書にサインをする前に そこを確認しないなんて
どういう意味かな…? とマスターは首を傾げる
【ワズラ】 ワズラには 悪魔フールフールが D.plugされているんですよ
【ワズラ】 そうですね… 色々とあるのですが、
【ワズラ】 あなたが契約を破り、 ワズラが罰を与えることになれば とても満足ですよ
そういってワズラは にんまりと笑みを浮かべた
それは困ったな… とマスターは頭を悩ませる
平和のために戦う、 その理想を曲げるつもりはないんだ とマスターはハッキリと告げる
【ワズラ】 ええ、もちろん 今はそれでいいんですよ 今は…ね
そう言って、ワズラはまた 意味ありげに笑うのだった…
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