340082211 オティヌス バレンタイン 刺激的なスパイス
【オティヌス】
さて、これでチョコレートの
材料は揃ったが…
【オティヌス】
せっかくのバレンタインだ、
マスターがあっと驚く
贈り物にしなくてはね…
マスターに渡す贈り物の アイデアを探して、 街を歩くオティヌス
いつもと違う服装のおかげで 斬ル姫だとはバレていない
【オティヌス】
ここは、おもちゃ屋か…
手品に使えそうなものがあるかも…
なにげなくのぞいたおもちゃ屋で オティヌスは、ある箱を見つけた 普通の箱に見えるが、開けた途端…
パーン!!
大きな破裂音が鳴り、 なかから人形が飛び出す
【オティヌス】
へぇ…
これは、びっくり箱か
…なるほど、これは使えそうだ！
【オティヌス】
これで準備は整ったな
マスターに見つからないよう、
あの屋敷に行くとするか…
他の斬ル姫と街に来ていたマスターは 荷物を抱えたオティヌスを見かけて 声をかける
荷物が多くて大変そうだね、 手伝おうか、というマスターに、 オティヌスは首をふってこたえる
【オティヌス】
マスターの助けは不要だ、
手品の小道具だからね…
見られては困るのさ、それじゃ…
なぜかそっけなく別れたがる オティヌス
マスターは 露骨に誤魔化そうとする 彼女の態度が妙に気になった
オティヌスが心配だから 絶対についていくと言いはり、 マスターは彼女の荷物を奪い取る
【オティヌス】
まったく…強引だな、君は…
どうなっても知らないよ？ふふっ
【オティヌス】
さて…屋敷の周辺には
警備の兵士がうろついているようだ
少し、眠ってもらうとしよう…
オティヌスの幻術で警備兵を 無力化し、ふたりは無事に 屋敷へと入ることができた
【オティヌス】
マスター、キッチンへ向かうよ
屋敷内にも警備兵がいるはずだから、
見つからないように…
【ケイオスリオン兵】
おい！
そこでなにをしている！
どこから入りやがった！
【オティヌス】
おっと…
もう見つかってしまったか
【ケイオスリオン兵】
お前は…斬ル姫だな！？
ここでなにをしている？
飼い犬は飼い主のもとに戻れ！
【ケイオスリオン兵】
お前らは戦うための道具だろうが！
さっさと命令通りに動けよ！
【オティヌス】
…言いたいことは、それだけかい？
それじゃあ、ショウを始めようか？
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