Phantom of the Kill

Story scripts of Phantom of the Kill (ファントム オブ キル)

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350172212 グリモワール・獣刻・ニーズヘッグ 聖夜の代行者

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グリモワールたちは、 なんとかハルモニア兵を退け、 サンタを助けることに成功する

だが、騒動の中で サンタは足に怪我を 負ってしまったのだった

グリモワールは 応急処置をしながら サンタに対して告げる

3501721.png 【グリモワール】 重傷ってわけじゃないけど 一週間くらいは おとなしくしてたほうがいいわ

そんな彼女の言葉に サンタは首を横に振り、 立ち上がった

3501721.png 【グリモワール】 …どうして、 そこまでする必要があるの?

3501721.png 【グリモワール】 プレゼントを渡すんだったら 別に今日じゃなくっても いつでもいいじゃない!

しかし、それでもサンタは 子供たちが待っているからと 足を引きずりながら歩き出す

3501721.png 【グリモワール】 …理解できないわ

すると、マスターがサンタに 自分たちが代わりに配ると 言い出す

3501721.png 【グリモワール】 ちょ、ちょっと待って たちってことは、ワタシも?

そうだよ、と にっこり微笑むマスター

3501721.png 【グリモワール】 冗談じゃないわ どうして、ワタシが そんなことしないといけないのよ!

サンタのことが理解できないなら やってみるのが一番早いよ というマスター

3501721.png 【グリモワール】 で、でも、だからって…

理解できないからって 知ろうともしないの? その言葉に詰まるグリモワール

3501721.png 【グリモワール】 あー、もう、わかったわよ やればいいんでしょ、 やれば!

こうして、二人は サンタの代わりに プレゼントを配るのだった

3501721.png 【グリモワール】 ……

寝ている子供を起こさないように 枕元にそっと プレゼントを置くグリモワール

家を出る時に、その子の両親に ありがとうございます あの子も喜びますとお礼を言われる

3501721.png 【グリモワール】 …別に 頼まれたからやってるだけよ ほらマスター、次行くわよ

少し照れながら、 ぶっきらぼうに挨拶をして出ていく

道中、マスターは 少しはサンタの気持ち、わかった? と問いかけてみる

3501721.png 【グリモワール】 全然よ さっきの家で15件目だけど、 逆にわからなくなったくらいだわ

3501721.png 【グリモワール】 寒いし、疲れるし いいことなんてないじゃない 正直、もう止めたいくらいよ

3501721.png 【グリモワール】 まあ、一度引き受けたからには 最後までやるけど…

3810001.png 【ハルモニア兵】 あなたたちですね? 報告にあった、深夜に街をさまよう 不審者というのは

突然、目の前に ハルモニア兵が現れた マスターは逃げようと提案するが…

3501721.png 【グリモワール】 そんなことしてたら 朝までにプレゼントを 全部配れないわ

3501721.png 【グリモワール】 ここは強引に押し切るわよ!

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