360021201 ガンバンテイン・D. plug・サルガタナス まいらいふ
【ガンバンテイン】 んー…はあ… のんびりできるって、いいね~
あくび混じりに ベッド付き戦車に寝そべるのは
最近、マスターの隊に入隊した ガンバンテイン
一応戦場だから、気をつけてね? とマスターが注意しても
【ガンバンテイン】 おーけー …んぅぅ
と、気の抜けた言葉が 返ってくるだけだった
【ガンバンテイン】 でも、もう終わるよ~?
【アルマス】 はあぁっ!
【ケイオスリオン兵】 ぐおぉぉぉっ…!
彼女の言葉通り 最後の一人が倒れる
【ガンバンテイン】 じゃあ、あたし戻るね~ ほら、早く行くよ
ガンバンテインの合図に 戦車がひとりでに動き出す いや…
彼女が操る羊精霊達が 戦車を引いている
【ガンバンテイン】 ばいばい、マスター 先に戻ってるね~
ひらひらと手を振りながら、 現在拠点としている場所に 戻っていった。
【アルマス】 ねえ、マスター
【アルマス】 あの子、あのままにしておく気? ちょっと不満を持つ斬ル姫もいるわ
不満…? 一体どうしてだろう?
【アルマス】 あの子、 ずっとボーっとしてるじゃない なにかしてるわけでもないんでしょ?
たしかにガンバンテインは、 自堕落というより無気力に見える
【アルマス】 あたし達は斬ル姫を解放するのが目的 それなのになにもしないでいいなんて 許せない斬ル姫もいるって事よ
アルマスは責めるというより 忠告する声色でそんなことを 言ってきた
ありがとう、と マスターがお礼を言うと―
【アルマス】 早くなんとかしなさいよね 隊の問題を解決するのも マスターの役目でしょ
その言葉に頷くマスター その時―
何かが動く音が聞こえた
少しして、マスターは ガンバンテインに声を掛けた
【ガンバンテイン】 はろー、マスター わっつはぷん なにかあったの~?
ちょっと買い出しの手伝いを お願いしてもいいかな?
少し彼女と話をしたい そう思って、買い出しの 手伝いをお願いした
【ガンバンテイン】 いいよ マスター
……え? いいの?
めんどくさがりの彼女に あっさりと了承され、 驚くマスター
【ガンバンテイン】 良いっていってるでしょ~ ほら、行くよ れっつごー
どこか楽しげな声色で そう言う彼女と共に 町に向かうことにした
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