Phantom of the Kill

Story scripts of Phantom of the Kill (ファントム オブ キル)

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360112211 ヴァナルガンド イースター 欲張りな気持ち

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ある春の日、隊の姫たちは イースターのパーティーについて 話し合っていた

3601121.png 【ヴァナルガンド】 マスターさんは、 どんなパーティーだったら 喜んでくれるかしらね~?

穏やかな口調で話すヴァナルガンド 霊装支配から解放された彼女は 戦闘時とは違い、おっとりしている

姫たちは、華やかな会場に豪華な料理 優雅に着飾って、派手な パーティーにしようと話が盛り上がる

3601121.png 【ヴァナルガンド】 あの~… ちょっといいですか~?

3601121.png 【ヴァナルガンド】 私たちのマスターさんは、 豪華で派手過ぎるパーティーを 喜ぶでしょうか?

3601121.png 【ヴァナルガンド】 私は、手作りの料理でもてなす、 温かみのあるパーティーのほうが、 マスターさんの好みかな~って…

姫たちは、たしかにあのマスターなら そうかも…と その意見に納得する

3601121.png 【ヴァナルガンド】 あ…でも、私たちが楽しむことも、 マスターさんを喜ばせるために 必要なことだと思うんです~

3601121.png 【ヴァナルガンド】 ですので、予算の範囲内であれば さきほどの意見も取り入れたいと 思います、どうでしょうか~?

姫たちは、わあっと喜んで それぞれが同時に さまざまな意見を出していく

3601121.png 【ヴァナルガンド】 ちょ…ちょっと待ってください 発言はひとりずつお願いします それじゃ、あなたからどうぞ~

3601121.png 【ヴァナルガンド】 …ふんふん、それはいいですね! では、その担当をお任せします 人手はどれほど必要ですか~?

こうして、ヴァナルガンドの的確な 指示のもと、イースターパーティーの 準備は順調に進んでいった…

…はずだった

3601121.png 【ヴァナルガンド】 あなたは、自分が楽をするためだけに 身勝手な行動をしたのですね? そんなことはいけませんよ

マスターが準備中の会場をのぞくと、 ヴァナルガンドがひとりの姫に なにやらお説教をしている

どうやら、面倒だからという理由で 自分の作業を別の姫に押し付けようと した姫がいたらしい

それを聞いたヴァナルガンドが 当事者の姫を注意しているようだ

注意を受けた姫は、ごめんなさい 今度からちゃんとやるから、と ヴァナルガンドに返事をする

3601121.png 【ヴァナルガンド】 そうですか! わかってもらえてよかったです~ さあ、一緒にがんばりましょうね

話が終わったのを見て、 マスターはヴァナルガンドに 声をかける

3601121.png 【ヴァナルガンド】 あ、マスターさん! まだ準備中ですから、 入っちゃダメですよ~

パーティーの準備はどう? なにか手伝えることはあるかな、 とマスターがいうと…

3601121.png 【ヴァナルガンド】 いいえ、私たちだけで大丈夫です マスターさんは、 どうぞ休んでてください~

うん、ありがとう ヴァナルガンドは とっても頑張ってるね

そうマスターが言うと ヴァナルガンドは とても嬉しそうに笑う

3601121.png 【ヴァナルガンド】 おいしいご飯も たくさん用意しますから、 期待していてくださいね~

そこに、別の隊の姫から ハルモニアの兵士がこの近くを 巡回している、との情報が入る

3601121.png 【ヴァナルガンド】 この会場が見つかる前に、 兵士たちを処理しなくては… マスター、行きましょう!

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