Phantom of the Kill

Story scripts of Phantom of the Kill (ファントム オブ キル)

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40056202 与一_制服ストーリー もしその人がいなくなったら

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与一が読んでいたのは ある時代小説だった

400561.png 【与一】 この主人公は武芸を 学んでいるんですが 師と仰ぐ人がいてですね

400561.png 【与一】 師に認められたい一心で 主人公は一生懸命頑張るんです!

400561.png 【与一】 力をつけて、 結果も出始めた矢先…

400561.png 【与一】 その師が 命を落としてしまうんです

与一は膝の上の本に視線を落とし タイトルを指でなぞっていた

400561.png 【与一】 そこから先は… なんだかつらくて読めなくて…

選択肢:

そこから先は… なんだかつらくて読めなくて…

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400561.png 【与一】 はは、バレちゃいました…?

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400561.png 【与一】 はい…いるんです

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400561.png 【与一】 もう…鋭すぎですよ…

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400561.png 【与一】 私が弓道部に入ったのは 部長の梓弓先輩に 出会ったからなんです

400561.png 【与一】 梓弓先輩は… 私のあこがれでもあり 目標でもあるんです

400561.png 【与一】 ずっとずっと… 梓弓先輩の背中を追いかけて 頑張ってきました!

400561.png 【与一】 でも……

与一の膝の上の本に ぽつりと水滴が落ちた

400561.png 【与一】 梓弓先輩は… 当たり前かもしれませんが 私より先に卒業してしまうんです…

400561.png 【与一】 そう思うと…… なんだか落ち込んじゃって!

400561.png 【与一】 どうしていいか… わからなくなって… はは!

つとめて明るい調子で 与一は笑ってみせた

しかしそれは長くは続かない 再び、膝の上の本に 視線を落とす

400561.png 【与一】 この本の主人公は… 師との別れを 乗り越えられたんですかね…?

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