Phantom of the Kill

Story scripts of Phantom of the Kill (ファントム オブ キル)

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50014204 体操服ケラウノスストーリー 『ライトニングブースト』

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障害物競走を終えた ケラウノスはとにかく 絶好調だった

500141.png 【ケラウノス】 次もぜーったい一位確定な わけなんだけど♪

500141.png 【ケラウノス】 こんなにチームに貢献してるし 次に一位になったら なにもらおうかな~♪

500141.png 【ケラウノス】 無茶な要求はしてないと思うよ? だってこのまま行ったら 私、間違いなくMVPだもん♪

その通りなのである まさに獅子奮迅の活躍 マスターは頷かざるを得なかった

選択肢:

その通りなのである まさに獅子奮迅の活躍 マスターは頷かざるを得なかった

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500141.png 【ケラウノス】 言ったねー!約束だよ♪

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500141.png 【ケラウノス】 あはは♪そんな無茶言わないよー

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500141.png 【ケラウノス】 えー、わからないのー?あはは♪

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500141.png 【ケラウノス】 よーし! マスターのご褒美目指して… ぜんそくりょーーく♪

次の種目は800m走 全速力よりも体力配分が 重要なはずだが…

宣言通り 全速力で突っ走るケラウノス なんというオバケポテンシャル…

500141.png 【ケラウノス】 楽勝だからって ただなんとなく走るなんて 楽しくないし意味がない

500141.png 【ケラウノス】 でもちゃんと自分で 目的を定めれば 楽しいし本気だって出せる!

それはまさしく、 彼女が新たなるスキルに 目覚めた瞬間だった

500141.png 【ケラウノス】 『ライトニングブースト』! 目標向かってまっしぐら! これが私のポテンシャル発揮術~!!

ケラウノスは本当に全速力のまま なんなら加速し続けて 見事800mを走りぬいた…

500141.png 【ケラウノス】 マスター、見てた見てた!? 完全無欠の一位~! 約束、守ってもらうよ♪

走ったばかりでほんのりと 赤く染まる頬を指差して ケラウノスはウィンクする

その意味を理解したのか どうなのか、マスターは 目をそらして知らん顔をした

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体育祭とはよくできたもので ケラウノスのような子がいても 案外成績は拮抗する

500141.png 【ケラウノス】 あ~ん、ここは一位ほしかったな~! でも相手があの子じゃ しかたないよね~…

500141.png 【ケラウノス】 うん、お疲れお疲れ! ナイスファイトだよ~ 次の競技は1位狙ってこ♪

500141.png 【ケラウノス】 はぁ~… やっぱり最後のリレーで決まるのかな でもその前に稼いでおきたいよね!

プログラムと割振り表をにらんで ケラウノスはうんうんとうなっている 横顔は、いつになく真剣だった

500141.png 【ケラウノス】 クラス全員私だったら 圧勝だったのにね!?

500141.png 【ケラウノス】 ああ、でもそれじゃ マスターの取り合いで 戦争になっちゃうか♪

ラストのリレーに向けて チームの雰囲気は 緊張し始めていた

誰よりも敏感に察した ケラウノスは、いつにもまして テンション高く振舞っている

500141.png 【ケラウノス】 よ~し、いってこ~い! 私のアドバイス通り行けば 絶対大丈夫だから♪

500141.png 【ケラウノス】 みんなも声だしてこー! 応援もポイント入るからね~ 抜け目なくいこうぜ~い!

ケラウノスの額に キラリと粒が光る よく見ると彼女は汗だくだった

マスターは、 一位のごほうびを あげていないことを思い出した

500141.png 【ケラウノス】 ふあっ!? なになに!! 見えない見えない!

500141.png 【ケラウノス】 いきなりびっくりするじゃん~ 突然タオル頭にかけるとか!

500141.png 【ケラウノス】 え……。 これあげるから、汗ふけって?

500141.png 【ケラウノス】 おおおお…! 良いの? これもらっても?

ケラウノスはタオルで グイグイと顔をふき スッキリした笑顔を見せた

チームのため頑張るあまり 汗を拭うのも忘れていた彼女を マスターはずっと見ていたのだ

500141.png 【ケラウノス】 よっと…こうしてっと… どう?応援団っぽくない? あはは♪

マスターにもらったタオルを ケラウノスは首にギュッと結び

大切そうに、 一度握りしめたのだった

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