50311214 ソロモン 親密なる鳥獣扶翼
あれから数日後
ソロモンは少し変わった
【ソロモン】
みんな！陣形を整えて！
ここが正念場よ！！
戦場で彼女が叫ぶ
真面目で慎重な性格はそのままだが、 以前に比べ、周囲の意見を聞くのを 控えるようになった
【ソロモン】
マスター！ここは私に任せて！
【ソロモン】
絶対に勝利に導くから！
大切な場面では、 自らの判断に自信をもって 動くようになった
それは今までの彼女からしたら、 とても勇気のいる行動だった
しかし時には、 その判断を誤ることもあった
【ソロモン】
うぐっ！！
【ソロモン】
ご、ごめん…想定外だったわ…！
みんな、私に力を貸して！！
でも彼女に後悔はなかった 失敗しても、 仲間が助けてくれるから
【ソロモン】
だから自信をもって決断できる！
自分を…信じられる！！
その変化により、仲間もまた 彼女をより信頼するようになった
以前に比べ、 彼女はミスが増えたかも知れない でも…
同じように、 仲間からの信頼も増したのだ
【ソロモン】
ありがとう、みんな！
【ソロモン】
これが…みんなにもらったチカラ！
【ソロモン】
これで私もみんなを助ける
『親密なる鳥獣扶翼』―――ッ！！
見事、勝利を手にしたマスターの隊
ソロモンはマスターに思いの丈を語る
【ソロモン】
最近、自分でも思うわ
変わったなって
【ソロモン】
以前の私は、マスターの
意見や命令を鵜呑みにして、
実行している部分があった
【ソロモン】
でも今は、自分で考え、
時にはマスターに
意見をすることもある
【ソロモン】
正直、それが
キラープリンセスとして、
正しい行動かは分からない
【ソロモン】
でも…マスターとの
絆が深まった気もしているの
【ソロモン】
私に自信を持たせてくれた
マスターともっと話がしたい
【ソロモン】
情報が偏るのは良くないけど…
マスターの考えをもっと吸収したいの
【ソロモン】
それが一人の戦士としての、
最適解だと思うから
そう言って、 照れ臭そうに微笑む彼女
彼女が笑っていられるような 平和な世界を作る
それが僕にとっての最適解だ マスターはそう思うのだった
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