530014214 ロンギヌス ブラックキラーズ執行官衣装ver. 黒き執行官の浄化
あれから数日後…
その日は予定された任務はなく、 休息の日となっていたのだが…
【ロンギヌス】 はっ! せいっ!
マスターは、熱心に訓練をする ロンギヌスを見かけ、 ひとりで訓練?と、声をかける
【ロンギヌス】 はい… スーツには慣れてきましたが、 武器の扱いは…まだ訓練が必要かと
休みの日なのにえらいなぁ と、マスターは感心する
【ロンギヌス】 いえ… マスターを守る者として、 当然の責務です
ちょっと見学してもいい? と、マスターが言うと、 彼女はわずかに動揺したが…
【ロンギヌス】 え? い、いいですけど…
【ロンギヌス】 …………
マスターの目の前で 彼女は離れた場所にある的の中心を、 正確に撃ち抜いていく
彼女の訓練を邪魔しないよう、 マスターはその真剣な横顔を 黙って見つめていたのだが…
【ロンギヌス】 あの… そんなにじっくり見ないでください
それだけ上手に撃てたら、 訓練なんて必要なさそうだけどね と、マスターはその腕前を褒める
【ロンギヌス】 それは違います 私なんて、まだまだです 朱さんなら、もっと…
【ロンギヌス】 …いえ、なんでもありません とにかく、 私にはさらなる訓練が必要なのです
そうか…自分は間違っていたよ と、マスターは言う
【ロンギヌス】 え? それは、どういうことでしょうか?
「自分なんて」という言葉は 否定的なものだと思っていたけど、 そこに信念があるなら別なんだ
君は、もっと高い場所を 目指している途中なんだよね! と、マスターは力説する
【ロンギヌス】 えぇっと… そうとも言えなくもないですが… 私なんて、そんなに立派なものでは…
そういう控えめなところも、 君のいいところだよね と、マスターは素直に褒める
【ロンギヌス】 うぅ… マスターは、 私を困らせて…楽しいですか?
そんなつもりじゃないんだけど… 困らせたなら謝るよ、ごめんね と、マスターは頭を下げる
【ロンギヌス】 ふふ… 冗談ですよ、マスター 頭を上げてください
【ロンギヌス】 ですが、それほどまでに 信頼していただけて、 嬉しいです…
【ロンギヌス】 あなたの信頼に応えるためにも、 私はもっと強くならなければ…
【ロンギヌス】 『黒き執行官の浄化』 この新しい力も、 あなたを守るために…
新たな力を得た彼女の表情は、 以前よりも自信に満ちている
なんだか頼もしくなったね と、マスターが言うと 彼女は一瞬だけ微笑んだ
【ロンギヌス】 それは、あなたのおかげです これからも、お供させてくださいね
Next: 530101211