60111101 ヴァナルガンドストーリー 離れちゃだめですよ~
【ヴァナルガンド】
さぁ、出発進行~
先頭に立ち、隊の姫を率いて 山道を歩くヴァナルガンド
【ヴァナルガンド】
お休みの日に
みんなでハイキング、
楽しいですねぇ~
【ヴァナルガンド】
それに歩くっていいですよね
ダイエットにもなるし
これでわたしの大きなお尻も少しは…
【ヴァナルガンド】
…って、マスターさぁ~ん
だいじょぶですかぁ?
遅れてますよ~?
【ヴァナルガンド】
みんなで行動している時は、
一人はぐれるとかダ~メ!
…ですよ?
【ヴァナルガンド】
それに勝手な単独行動なんて、
もってのほかです
彼女のキラーズは狼の化身 ゆえに群れから外れることを嫌うのだ
【ヴァナルガンド】
あのレーヴァテインさんみたいに
なったらダメですよぉ、もぅ
【ヴァナルガンド】
それでなくてもマスターさんも、
少し自由過ぎるところが
あるんですからね~
普段はおっとりしているが、 レーヴァテインが絡むと 少々熱くなる彼女
これもライバル心というやつか
【ヴァナルガンド】
さぁ、もうすぐしたら、
お弁当を食べられる
場所に着きますから
【ヴァナルガンド】
それまでは、がんばって下さい
と、隊を先導して どんどん歩いていく
【ヴァナルガンド】
…って聞いてますかぁ?
マスターさぁ~ん
返事は聞こえないが構わず進む彼女 そんな姫たちをよそに マスターは一人立ち止まっていた
何かに気づいたのか、 山道の脇の崖下を覗き込む すると…
!!
【ヴァナルガンド】
ねぇ、マスターさん
ここを…
【ヴァナルガンド】
…あらぁ
【ヴァナルガンド】
マスターさん…?
【ヴァナルガンド】
もぅ、また勝手にいなくなって~
マスターからの返事はなく、 ただ滝の音だけが鳴り響いていた
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