Phantom of the Kill

Story scripts of Phantom of the Kill (ファントム オブ キル)

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610141211 ティルフィング feat. はじまりの花に囲まれて あなたとの思い出

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朝の草原を散歩するマスター 心地よい風を感じていると、 背後から声をかけられた

6101411.png 【ティルフィング】 いい風ですね マスターもお散歩ですか?

少し早く目が覚めたからね と、マスターが答えると ティルフィングはふふっと笑った

6101411.png 【ティルフィング】 出会った頃は寝過ごされる日も 多かったのに… マスターも成長されたんですね

そうだったかな? と、とぼけるマスターを ティルフィングは優しく見つめる

6101411.png 【ティルフィング】 マスター… 私と初めて出会った日のこと 覚えていますか?

あれは花畑だったよね と、マスター

6101411.png 【ティルフィング】 はい…

あれからいろんなことがあったね と、マスターはティルフィングと 過ごした日々を思い返す

6101411.png 【ティルフィング】 どんなに辛い状況でも マスターがいてくれたから 私は戦い続けることができたんです

6101411.png 【ティルフィング】 キル姫として戦いながら 私が私のままでいられたのは アナタが隣にいてくれたから…

6101411.png 【ティルフィング】 “希望”の名の下に 世界に平和をもたらす戦いも アナタのいる世界を守りたいから…

ティルフィングは マスターを見つめる

6101411.png 【ティルフィング】 アナタという存在が道標となって 私を導いてくれたから ここまでたどり着けました

6101411.png 【ティルフィング】 アナタと出会えたから いまの私がいるんです…

彼女が歩んだ道のりを思うと マスターはただ頷くことしか できなかった

6101411.png 【ティルフィング】 マスター… 私を初めて街へ連れ出してくれた あの日のことも覚えてますか?

もちろんだよ と、マスターは答える

6101411.png 【ティルフィング】 内緒で出かけたことを デュリンには叱られましたが とても楽しかったんです

いつも真面目な彼女を息抜きに 連れ出したあの日のことは マスターもよく覚えていた

あの時、今は言えないが、いつか マスターに伝えたい言葉がある、と ティルフィングは言っていた

6101411.png 【ティルフィング】 そんなことまで 覚えてくださってたんですか?

ずっと気になっていたからね と、マスターはこたえる

6101411.png 【ティルフィング】 そうですか… あの頃の私は 何も知りませんでした

6101411.png 【ティルフィング】 長い時間を経験して、 今度は後悔のないように 自分に正直でいようと決めました

6101411.png 【ティルフィング】 あの日、言えなかった言葉を アナタに伝えます だけど、その前に…

6101411.png 【ティルフィング】 もう一度、普通の女の子みたいに 私とデートしてもらえませんか?

うん、わかった 楽しいデートにしようね と、マスターは微笑む

6101411.png 【ティルフィング】 …はい! ありがとうございます!

二人は昼に待ち合わせて 街に行くことを決めたのだった

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