610141213 ティルフィング feat. はじまりの花に囲まれて ワールドリコレクション
あれから間もなく、 マスターとティルフィングは 次のデートを楽しんでいた
二人で一緒に洋服を選び、 ティルフィングは着せ替え人形の ように衣装を変えていく
【ティルフィング】 マスター、どうですか? どれが似合ってますか?
試着室ではしゃぐ ティルフィングを マスターは目を細めて見守る
【ティルフィング】 これも可愛いですけど さっきのはおしゃれでしたし、 あっちのも色が気になってて…
マスターは、うんうん、と うなずきながらティルフィングの 意見を聞いていた
【ティルフィング】 うーん… すみません、マスター 別のお店も見ていいですか?
【ティルフィング】 どれも素敵なんですけど、 なんとなく違う気がして…
好きなものが見つかるまで 何軒でも回ろうよ と、マスターは意欲を見せる
【ティルフィング】 いいんですか? マスターは退屈なのでは…
選択肢:
- すごく楽しいよ! → select_label_01へ
- 心配いらないよ → select_label_02へ
- そんなことないよ → select_label_03へ
いいんですか? マスターは退屈なのでは…
select_label_01:
【ティルフィング】 本当ですか?嬉しいです…
select_label_02:
【ティルフィング】 そうですか?
select_label_03:
【ティルフィング】 そ、そうですか…
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今日は自分も楽しみにして来たから 大丈夫だよ、気にしないで楽しんで と、マスターは伝える
【ティルフィング】 うーん… では、もう一軒だけ… 次のお店で絶対に決めます!
【ティルフィング】 すみません… ここは私がご馳走しますので 好きなものをどうぞ…
カフェで謝るティルフィングに 本当に気にしないで と、マスターは声をかける
【ティルフィング】 でも、1日中お店を巡ったのに 結局手ぶらで帰るなんて…
あれから山ほど試着したが 彼女の心に響くコーディネイトは 見つからなかったらしい
【ティルフィング】 はぁ… こんなはずじゃなかったのに…
いろんなティルフィングが 見られて楽しかったよ 全部似合ってたし、可愛かったし…
と、マスターはティルフィングを 元気付けようとするが…
【ティルフィング】 …そうですか
しかし、彼女はぎこちなく 微笑むだけだった
ティルフィングの表情が気になり、 なにか気になることがあるの? と、たずねるマスター
【ティルフィング】 …っ! …マスターに隠し事は できませんね
【ティルフィング】 以前の私なら言えませんでした… ですが正直になると決めたから、 私の本当の気持ちをお話しします
【ティルフィング】 これは私のわがままですが 私は、マスターの本音が 聞きたかったんです
え? と、驚くマスター
【ティルフィング】 似合うと言われれば嬉しいです それがお世辞ではないことも わかっています
【ティルフィング】 だけど、私はマスターの 本心を知りたいんです
【ティルフィング】 アナタの前では、 一番可愛い私でいたいから…
【ティルフィング】 アナタが本当に、一番 私に似合うと思ったのは、 どの洋服でしたか?
選択肢:
- 仕方ない、本当のことを話すよ → select_label_04へ
- ええと、困ったな… → select_label_05へ
- 君が着れば全部一番なのに… → select_label_06へ
アナタが本当に、一番 私に似合うと思ったのは、 どの洋服でしたか?
select_label_04:
【ティルフィング】 お願いします!
select_label_05:
【ティルフィング】 わがままを言ってすみません…
select_label_06:
【ティルフィング】 …………
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彼女の顔は真剣そのもので ごまかすことはできそうにない
君が正直に話してくれたから、 自分も正直に話すよ と、マスターも覚悟を決めた
【ティルフィング】 はい…
全部似合うっていうのは 君の言う通り、嘘じゃない だけど…
正直にいうと、目の前にいる いまの君が一番好きなんだ と、マスター
【ティルフィング】 あ…
どの洋服も似合ってたけど、 再会したあの瞬間の気持ちが 忘れられなくて…
一緒に歩んだ時間を感じられる いまの姿が好きなんだ と、本心を明かした
【ティルフィング】 そ、そうだったんですか…
マスターとティルフィングは 二人とも耳まで赤くしてうつむく
【ティルフィング】 すごく恥ずかしいですけど、 マスターの本心が聞けて 嬉しいです…
【ティルフィング】 そんな風に思われているとは 想像もしていませんでした… 思い切ってお話してよかったです
【ティルフィング】 長い時を一緒に過ごしたのに 聞いてみないとわからないことが まだまだあるのかもしれませんね
わがままだって言っていいし これからはお互いに本音で話そうね と、マスターは笑いかける
【ティルフィング】 はい! ありがとうございます!
二人の絆が深まり、 ティルフィングには 新たな力が宿った
【ティルフィング】 この力… 『ワールドリコレクション』 そう名付けます
【ティルフィング】 マスター… 近いうちに、また二人で お出かけしてもらえますか?
【ティルフィング】 そして、今度は2番目に 好きな服を選んでください これが次のお願いです
もちろんいいけど、 そんな普通のことでいいの? と、マスターが聞き返す
【ティルフィング】 普通だから…いいんです
ティルフィングはそう言って笑う 無邪気に微笑む彼女の姿は、 普通の女の子そのものだった
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